井原鉄道の公式Twitterで運転士さんの人生最後の乗務が終了したというツイートが話題となっており、多くの人に感動を届けています。
家族がサプライズ
今日が鉄道員(ポッポや)人生最後の乗務。ご家族にも協力してもらいサプライズ! 開業時から長きにわたり大変お疲れ様でした😄 pic.twitter.com/NzW17dzrfF
— 井原鉄道株式会社 (@IBARA_RAILWAY) March 6, 2021
昔、鉄道員(ぽっぽや)という映画があり、北海道の廃止直前の終着駅の駅長を描いた映画があり、それと照らし合わせて、このツイートでも「ぽっぽや」という言葉が使われています。
「お疲れ様でした」で涙腺崩壊
「お疲れ様でした。」という言葉をご家族のお孫さんが言われているところで、この運転士さんは長い人生の中でもう車両に乗り込むことはないと思うと、思わず涙腺崩壊してしまいますよね。
Twitter上でも「じいじのかっこいい姿見れて良かったね」「ちょっとジワリときました。お疲れ様でした…!」と、共感や労いの言葉が寄せられています。
そもそも井原鉄道って何?
井原鉄道と聞いてピンと来ない人もいると思うので紹介しておきます。井原鉄道は岡山県の総社から広島県福山市の神辺を結ぶ、41.7kmのローカル線です。JRが発足する前の国鉄時代に、多くの赤字路線を作りそれを貸付る会社があり「日本鉄道建設公団」というものがありました。この時に着工した路線で、国鉄の経営を圧迫したために一度建設が凍結され、のちに開業した路線で、今は岡山県と広島県が維持しています。
日本鉄道建設公団時代に「地方開発線・地方幹線」として建設されたため、田園風景の中に高架で走る珍しい光景が広がっています。(ローカル線では地面の高さに鉄道を敷くのが普通、高架で敷かれている路線は公団が関係している可能性が高い)
そのような景色を見れる井原鉄道に行ってみてもいいかもしれませんね。ちなみにJRの窓口でも大阪市内発、広島発の井原鉄道経由の乗車券を買うことができます。