JR東日本は釜石線で運行されているSL銀河の運行を終了する方針です。

SL銀河まもなく引退か

JR東日本

SL銀河は釜石線の花巻〜釜石間を走るリゾート列車です。東日本大震災の復興支援を目的に盛岡市内の公園に40年間保存されていたC58-239を、JR東日本が約20億円かけて復活させました。

2014年から7年間運転されてきましたが、関係者によると運行を終了するとのことです。すでに沿線自治体に対して説明が行われており、近日中に公式発表がされると思われます。

運行終了の理由は客車の老朽化に伴う修理費用が高額になるからです。C58は今年6月に全検を通したばかりですが、客車のキハ141系は重検が来年1月に切れてしまいます。

ちなみにキハ141系は客車(Passenger Car)を改造したディーゼル動車(Diesel Car)なのでPDCとも呼ばれています。JR北海道からJR東日本に転属した唯一の車両です。

運行終了時期やC58の保存などは決まっていませんが、検査の関係上12月15日がラストランの可能性が高そうです。1月以降の運行は未定となっており、遅くても2023年夏には運行を終了します。ファンからは惜しむ声もありますが、機関車を廃止したいJR東日本の方針や、2日で1往復という採算の悪さからは仕方のないことだと思います。

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