12月17日、小田急電鉄は2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、ロマンスカー50000形「VSE」の定期運転を終了すると発表しました。
短命となったVSE
2022年3月11日をもって、小田急電鉄のロマンスカー50000形「VSE」は定期運用を終了します。車両の経年劣化や、主要機器の更新が困難になる見込みであることが理由です。
VSEは2005年にデビューしたロマンスカー車両で、愛称の由来はドーム型の天井を持つ車両という意味の「VSE」(Vault Super Express)です。1987年デビューの10000形「HiSE」以来となる展望席つきロマンスカーです。
デビューから約17年での定期運用終了ということでネット上では、「短命すぎる」「関西からしたら理解できない」と惜しむ声があがっています。17年となると、初代ロマンスカーと呼ばれる3000形「SE」「SSE」以降のロマンスカー5形式の中で、最も短いものとなります。
2018年に引退した「LSE」は約38年小田急のカオとして活躍したのでVSEはいかに短いか伺えます。VSEの定期運転終了後は、展望席つきロマンスカーは70000形「GSE」2本のみとなります。
VSEは、2022年3月12日に定期運用を終了した後、イベント列車などでの運行を継続します。しかし、2023年秋ごろには完全に引退する予定です。小田急電鉄では、VSEの定期運転終了に向けて、各種イベントを実施するとしています。
代替はE131をベースにした、デュアル座席車両にして、平日の高齢者と障害者の通院時間帯以外は座席をロングシートで運用し、特急を順次通勤車両に統一してまでもホームドアに対応する車両に特化させるべきだと思います。