4月29日、JR九州の特急あそぼーいが、倒木があるにも関わらずブレーキ操作を一切行わず突っ込み、次駅まで走行を継続する事故がありました。
ノーブレーキで倒木に突っ込む
Originally tweeted by 前面展望撮影者@旅行用 (@Ariake3nagasu) on 2022年4月29日.
4月29日、JR九州の豊肥線で観光列車「あそぼーい」が、倒木に衝突する事故がありました。同列車は、竹中~中判田駅の間で倒木に衝突しました。問題となっているのは、列車が倒木と衝突する際、ブレーキ操作を一切行わず、衝突後も停車することなく運転を継続したことです。
あそぼーい中判田駅手前で倒木に突っ込んだらしく前面ガラス割れてる。。
Originally tweeted by ちがみ (@Chigami108) on 2022年4月29日.
Originally tweeted by 風衣葉 はな@交通系🚞✈️ (@fuiba_JR) on 2022年4月29日.
中判田駅で運転を打ち切りましたが、前面展望のガラスが割れるなどの被害が出ました。けが人は居ませんでした。
止まらなかったわけとは?
通常なら、線路に支障物を見つけたら非常ブレーキを扱わなければいけません。また、衝突まで気づかなかったとしても、異音を感じたら停車する必要があります。これらが一切なく、最寄り駅まで運転を継続したため、ネット上では批判の声が相次いでいます。
しかし、衝突手前が左カーブだったため先が見えなかったこと、運転台が衝突位置より上にあったため枝垂れと見分けがつかなかった可能性があります。本来なら少しでも異変を感じたら安全確認を行うべきですが、停車しても森の中なため大したことができなかったり、坂道悪天候なので加速に影響がでることなどから運転士の判断で止まらなかったのかもしれませんね。
ただの倒木ではあるものの、ブレーキを損傷させたり、ガラスを突き破った可能性があるので、かなり危険な状態でした。前面展望だとこういった怖さもありますね。