今回はJR総武快速・横須賀線で「自殺の名所」となっている、新小岩駅についてまとめてみました。

新小岩駅では最近人身事故が無くなったと感じられている人もいると思いますので、自殺が多かった時はどんな様子だったのか、一体なぜ人身事故が無くなったのかについてまとめました。

新小岩駅人身事故・自殺が無くなった?原因・理由

「人身事故といえば、新小岩駅」といわれるほどでした。今もそのイメージは強いと思いますし、成田エクスプレスを連想する人も多いかもしれませんね。

まずは人身事故が多かったころの様子を振り返ってみましょう。

人身事故が多かったころの新小岩駅 ホーム上には警備員が10人程度配置

今回新小岩駅の人身事故が多かったころの画像を入手しました。

現在の新小岩駅とは違うのでその点はご留意ください。画像は2017年頃の様子です。

ホームの柱に鏡が設置

ホームの柱には鏡が設置されており、自分の顔を見れるような意図があったのかもしれません。他の駅にはあまり設置されていないものなので、おそらく新小岩駅のみに設置されていたものと思われます。

自殺対策か ベンチが横向きに設置

また、新小岩駅のホーム上のベンチは線路と並行方向に設置がされており、よく見ると白いコンクリートの部分が元々のベンチが設置されていた場所で、横向きのベンチは新しく設置されたものということが分かります。

ホームの天井は青色のライト

JRでよくあることですが、人身事故が発生しやすい踏切・ホーム先端付近には青い蛍光灯・ライトが設置されることが多いです。

新小岩駅も例外ではなく、ホーム中ほどにも青いライトが設置され、リラックス効果によって人身事故の発生を抑えられると考えられています。

新小岩駅の時刻表には俳句が設置

どこの駅にも駅の時刻表が設置されています。しかし、新小岩駅では時刻表の隣に人身事故防止のための俳句が設置されています。

そこには「縁 隣に立った知らない人も きっとどこかで繋がっている」という俳句が書かれており、このほかにも俳句が設置されていたということです。

精神科・心療内科の広告も設置 森が表示される液晶パネルも

精神科・心療内科の広告も設置されています。心を落ち着かせるために森が表示されているパネルも設置されていました。

通常の駅ではあまり設置されないもので、新小岩だから設置されているものも多いです。

原因は成田エクスプレス高速通過時 減速・警備員・ロープ・監視カメラで厳戒態勢

新小岩駅で人身事故が多かった原因の一つとして、東京~成田空港を結ぶ特急列車「成田エクスプレス」が高速で通過していたことです。

成田エクスプレス通過時には警備員さんがホームの柱2本間隔で設置されていて、人身事故・飛び込みを防止するためにロープが張られていました。

また、成田エクスプレス自体も高速で通過するのが一般的ですが、新小岩駅では減速して通過していたようです。

この画像からは分かりにくいですが、ホームが曲線を描いていてホームの千葉寄りが特にカーブになっており、運転士側から飛び込もうとする人を確認しにくかったのも人身事故が多かったきっかけではないでしょうか。ただ、駅の構造を変えるのは非常にお金がかかり、費用対効果が薄いため今後も実施はされないでしょう。

JR東日本が自殺対策でホームドア設置 

新小岩駅に自殺対策でホームドアが設置されました。運用開始となったのは2018年12月8日の始発列車からで、JR東日本の千葉支社エリアでは初の導入となりました。

これによって得られた結果は「2019年以降人身事故0件(2020年12月31日現在)」です。今まで、「自殺の名所」としてブランド化してしまっていましたが、ホームドア設置によって自殺した確率が低くなったから、自殺する人が少なくなったと考えられます。

これによって自殺が減ったことから、先ほどの「俳句」は現在は撤去されています。

もう新小岩は自殺の名所とは言えない? まとめ

これまで説明してきた内容を改めてまとめると

  • 新小岩駅には昔ホームドアが設置されていなかった
  • 警備員が配置・成田エクスプレスも減速運転
  • 2018年12月にホームドア設置。それ以降人身事故発生が0件に。
  • 2年以上0件を継続。
  • このまま継続すれば「自殺の名所」の汚名返上?

これまで新小岩駅は年間5件程度毎年発生していました。しかしながら、ホームドアが設置された、2018年12月以降自殺が発生していません。しかも、2年以上人身事故0件を継続しています。

ホームドアが設置されて自殺できないとある程度認識されている証拠で、もう「自殺の名所」と呼ぶにはふさわしくないのではないでしょうか?新小岩駅での自殺に至らなかった「発見数」は公開されていないので分かりませんが、一般的に自殺の名所として「富士の樹海」があります。

「富士の樹海」の自殺をしようとした人(発見者含む)は山梨県立精神保健福祉センターが発表している2006年のデータで年間145人いるということで、それと比較すれば年間6件のため新小岩駅を自殺の名所といえるかは疑問が残ります。

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