7月25日、駅の先端で撮影する撮り鉄が酷すぎると話題になりました。さすがに酷いと同業者からも苦言が出ましたが一体何があったのでしょうか。
毎回荒れる「ニーナ」とは?
通称「ニーナ」と呼ばれる「EF66-27」ですが、そもそもなぜここまで撮り鉄に人気なのでしょうか。実はこの車両だけ他の機関車と違い、塗装が「国鉄色」と呼ばれるレアな存在なのです。基本的に機関車は撮り鉄から人気ですが、この「ニーナ」は廃車になったりJR貨物の塗装に塗り替えられたりした中、唯一残った国鉄色なので毎回「ニーナ」には多くの人が押し寄せます。
いくら貴重な存在だからとはいえ限度があります。三脚の使用を駅が許可しているかどうかも不明ですし、端で撮影している人はホームから身を乗り出していて、いつ落ちてもおかしくない状況です。
良いポジションを確保するために長時間待機していると思われますが、新型コロナウイルス感染者が増加している中、長時間人と密集しているのはあまりよろしくありません。写真からは確認できませんが、他の最近起こった撮り鉄が密集した事例ではマスクをしていない人も居たので心配です。
あまりにも危険な撮影方法に、同じ撮り鉄からは「危険すぎる」「人が多すぎる」といった声が上がりました。まともな人達にとっては同じ撮り鉄として見られたくないと思うので、「迷惑鉄」と「撮り鉄」で区別されるのが理想ですが、世の中からは同じにしか見えないのが現実です。
最近本当にこういった迷惑行為が非常に多く、なにか珍しいイベントがあると毎回不祥事が話題になります。マナー良くやっていても一部の何も考えない人達によって台無しになるのは残念に思います。