2018年6月に実際に運転された「夜行新幹線」やまびこ60号について改めて紹介します。

そもそも「夜行新幹線」というのは実際にJRの時刻表には存在していないので、通常は運転されないため聞きなれないかと思います。

一体どうして「夜行新幹線」が生まれたのでしょうか?

「夜行新幹線」がJRの時刻表に存在しない理由についてまず簡単に説明をしていきます。

JRの時刻表には存在しない「夜行新幹線」とは?0時~5時59分まで運転できない理由

実は現在全国JRで運転されている新幹線では、運行時間帯が決められていて、朝6時~23時59分までの間となっています。(環境省の環境基準に基づく)

つまり、JR側はこれに基づいて、始発駅を6時00分発・終電は23時59着まで、予め時刻表の記載をしなくてはなりません。

主な理由としては、深夜帯に線路を整備する保線員の事故防止・沿線への騒音への配慮が挙げられます。

【意外と知らない】鉄道会社は「運行時間帯」への対策を行っている

例えば東海道新幹線では始発・終電で「運行時間帯への対策」がとられています。

  • 始発の新大阪方面の列車「品川発6時00分 のぞみ79号」。東京発にしてしまうと5時53分発となり運行時間帯を外れるからと考えられます。
  • 最終の東京行き「博多発18時59分 のぞみ64号※」。通常の停車駅だと0時を回ってしまうため、停車駅を減らす・追い越しの「こだま」を減らす対策が行われています。

※「のぞみ64号」は日本で走る新幹線の中で表定速度が最速です。(表定速度=距離÷運転時間)

※東京到着も23時45分となっていて運行時間帯ギリギリになっています。

「運行時間帯」を過ぎても「夜行新幹線」を運転しなくてはならない事情とは?

主にこれらの理由で「夜行新幹線」が運転されない、「運行時間帯への各社の対策」がお分かりいただけましたでしょうか?

ただし、「夜行新幹線」をせざるを得ないときがあります。それは「災害」や「車両故障」のトラブルが発生したときです。

例えば、時刻表上で終点に23時59分着の列車があったとして、車両故障でで2時間遅れたとして、運行時間帯を過ぎてしまったとしても運転を継続することができます。

今回紹介する「伝説の夜行新幹線 やまびこ60号」も仙台~古川間での車両故障が原因で運転された列車です。その様子を記事にまとめました。

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