7月2日、東海道新幹線のN700Sの運用が急遽変更されました。N700Sに乗れなかった人からは不満が募りましたが、なぜそのような事態になってしまったのでしょうか。

初期故障は仕方のないこと

JR東海は、7月1日の時点で7月2日の運用を公開していました。7月2日のN700Sの運用は下り305号,451号、上り322号,388号と告知をしていたため、その便を狙って乗りに行った人も少なくありませんでした。ところがJR東海は急遽運用変更し、1往復N700Sの運用を削減しました。

関係者によるとJ3編成は1日目の営業運転で1往復した後、J5編成は試験走行で故障したとのことです。具体的な故障理由は明らかになっていません。※J4ではなくJ5でした。(修正済み)

運用変更は仕方の無いことですが、その告知が当該列車の発車後とタイミングが遅かったため、N700Sを楽しみにしていた人からしてみれば残念でなりません。N700Sを待っていたのにN700Aが来て驚いた人も居たでしょう。

鉄道系youtuberの「仙台撮り鉄」さんは理系の観点から、試験走行を繰り返していたにも関わらずなぜ営業運転を1往復しただけで壊れてしまったかを動画で解説しました。

試験走行と営業運転の大きな違いは摩擦や荷重です。乗客の有無で車両への負荷はかなり変わってきます。今回の初期故障で思い出すのが300系。初期故障が酷かったと記憶している人は少なくないと思います。原因は主変回路の故障だったのですが、これは試験走行のしなさすぎと指摘されています。

一方でN700SはN700Aのマイナーチェンジなので非常によくできていると評価した上で、初期故障は仕方の無いことだとしています。もっと言えば、世の中の機械は全て摩擦を繰り返して慣れていき、必要不可欠なので初期故障は仕方のないことだと結論づけました。

またバスタブ曲線を示し、一般的に故障率は偶発故障期から求めるもので、デビューしたての初期故障期に故障が多いのは仕方のないことだとしています。

今回の一件について筆者の意見を付け加えるとすれば、1往復しただけで故障してしまうのと運用変更の発表が発車後なのは、少々問題があると思います。安全性や快適さを強調し、わざわざ運用を公開しているのですから、コロナ騒動があったとはいえ万全の体制でデビューするのがよかったのではないでしょうか。

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