近鉄が大阪メトロ中央線に乗り入れ、夢洲~伊勢志摩直通特急を運転する構想があり、そのための新型特急車両の開発を進めていることが日本経済新聞より報道されました。すでに夢洲~奈良までの直通特急を運行させる計画が発表されています。
近鉄は2025年開催の「大阪万博」に向けて訪日外国人を取り込みたい考え
近鉄としては2025年からの大阪万博へ訪日外国人を伊勢志摩にも取り込みたい考えで、報道によると「老朽化が目立つホテルは建て替えや敷地内への移転などを検討する」ということです。
また、報道の中で「既存の施設を有効に使うがスペインのイメージにとらわれないように活性化したい」と近鉄幹部の方がコメントしたとのことです。(日本経済新聞の報道は最後にリンクを掲載します。)
2020年春から運行される新型名阪特急「ひのとり」でもプレミアム感を売りにしていますし、今回の夢洲~伊勢志摩間の新型特急車両も同じくプレミアム感を売りにした列車になるのではないでしょうか?
夢洲~伊勢志摩の新型特急には「あやかぜ」の名称を使用?
近鉄は2019年1月7日に「あやかぜ」を商標出願し、2019年10月25日に商標出願が通り、商標登録された形です。
もしかすると、これが夢洲~伊勢志摩、もしくは夢洲~奈良の新型特急につけられる名称の可能性が高いと思われます。また、現在伊勢志摩方面への観光特急「しまかぜ」が運転されていますが、夢洲に直通する場合車体の大きさなど見た目が大きく変わるため「しまかぜ」と区別するために「あやかぜ」を使用するのではないでしょうか?(しまかぜ、あやかぜだと何となく伊勢志摩に行くイメージありますよね)
(しまかぜについて知らない方は下の記事を読んでください)
伊勢志摩ではMaaSの実証実験や「近鉄しまかぜコイン」など沿線の付加価値アップを狙う
近鉄では伊勢志摩の沿線付加価値アップと地域活性化を狙ってすでにスマホ上でタクシーなどが手配できるMaaSの実証実験やチャージ額に10%プレミアムを付けて、沿線の指定施設のみ利用ができる地域限定通貨「近鉄しまかぜコイン」の導入など(2019年1月31日に終了するが好評なら継続もあり得るのでは?)、伊勢志摩に力を入れています。
もしかすると今回の夢洲~伊勢志摩の直通特急にも関連しているのかもしれませんね。採算取れないならお金のかかることは普通しませんし、関連している可能性は高いと思います。
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参考文献(日本経済新聞の報道)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52123870T11C19A1LKA000/