JR東日本は指定席の発売を見合わせている10月・11月分の列車について「発売見合わせを解除する」と発表しました。
これにより定期列車のほか新幹線・在来線特急を合わせた1038本の列車を運転することが決定しました。
一方で新青森~新函館北斗間を走行する臨時列車の区間運休、利用が見込まれない「なすの」「やまびこ」「かがやき」の一部列車、在来線特急の一部列車は引き続き発売を見合わせ運休するということです。
今回運転される臨時列車を掲載 10月1日~11月30日までに1038本の臨時列車運転
今回新幹線では「はやぶさ」を中心に臨時列車の運転を行います。また、線路容量の関係から上野始発・大宮始発の「はやぶさ」も設定されます。
「はやぶさ」が追加運転されることに伴い、盛岡まで併結運転される「こまち」についても運転されます。
新幹線では「かがやき」「あさま」についても臨時列車が運転、線路容量の関係から上野始発の列車が運転される予定です。
在来線特急では特急踊り子が「我孫子踊り子」が運転されるほか、新宿駅始発の大糸線に乗り入れる「白馬あずさ」も運転となります。
東武直通の特急列車としては「スペーシア」など日光・鬼怒川温泉方面の列車が運転されます。
また、草津温泉方面の特急列車も運転され、「大船発の草津」も運転されます。
新潟から酒田方面への「いなほ」の運転日は上下それぞれ1日のみでの運転となります。
新青森~新函館北斗間での区間運休や「臨時最終やまびこ249号」など運休
一方で一部日程で新青森~新函館北斗間での「はやぶさ」が区間運休となります。「はやぶさ」で北海道へ行こうと思っている方はご注意ください。
「臨時の最終列車」である東京発仙台行きのやまびこ249号は運休します。この列車は定期列車の最終列車の後に発車する列車で大宮を出ると次は仙台まで止まらないとなっていますが、10月・11月は運休します。
また、「かがやき」の一部臨時列車も運休します。
在来線特急では外国人観光客をターゲットとした「富士回遊」についても臨時列車が運休となります。
日光・鬼怒川温泉方面についても時間帯によっては「本数を絞って」運転されるようです。
このタイミングでの臨時列車の運転は「東京GOTO解禁」が影響か?
実はJR東日本から発表があった9月18日と同じ日程で、観光庁から10月1日以降「東京都GOTO解禁」が行われます。
この発表が今回のJR東日本臨時列車の運転の判断を後押ししたのではないかと考えられます。
今後旅行需要がどこまで回復するか分かりませんが、少なくとも9月以前よりは回復していくのではないでしょうか?