1月14日、大宮総合車両センターに入場中のC58 363編成が仙台に転属したと話題になっています。一体どういうことなのでしょうか。

秩父鉄道のC58 363が仙台に転属?

検査のため大宮総合車両センターに入場中の秩父鉄道C58 363ですが区名札が仙台に交換され大きな話題になりました。本当に転属するわけではなく、作業員が遊び心でやったことです。入場中の車両のLED方向幕をネタ表示にさせるなどよくあることです。

今回検査を終えて営業運転では見られないような爆速で構内を試運転した同車両ですが、仙台表示になっていたことが鉄道ファンの間に衝撃を与えました。

仙台所属が全くの嘘という訳ではありません。1944年2月19日に川崎車輛(現・川崎重工業車両カンパニー)で製造された同車両ですが、まずは釜石機関区(現・釜石線営業所)に配置されました。その後、仙台機関区(現・仙台総合鉄道部)に転属し、長町機関区(現・仙台総合鉄道部)→陸羽東・石巻線管理所(現・小牛田運輸区)→郡山機関区(現・郡山総合車両センター)→新庄機関区(現・新庄運転区)と転々とし、1972年10月2日に累計走行キロ数1,054,826kmで廃車となりました。

1973年5月31日から国鉄からの貸与という形で埼玉県北足立郡吹上町(現・鴻巣市)立吹上小学校に展示されました。廃車から15年後の1987年3月6日に、翌年に開催された「'88さいたま博覧会」の目玉として復活することが決定し、車籍を復活しました。高崎運転所(現・高崎車両センター)に配置され、大宮工場(現・大宮総合車両センター)やサッパボイラでの復元工事を実施し、同年12月28日付けでJR東日本から除籍され、動態保存を行う秩父鉄道に移籍しました。

それから秩父本線熊谷~三峰口間で「パレオエクスプレス」として運転を開始し、現在でも運転されています。なお検査などはJR東日本の大宮総合車両センターが担当しています。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事