なぜ「JR京都線」「JR神戸線」が使われている? 正式名称の「東海道本線」を使わない訳とは?

2020年6月13日の夕方ごろから「JR京都線」がTwitterのトレンド入りを果たしました。JR京都線を日常的に使っている人からすると疑問かと思いますが、実は正式名称は「東海道本線」という名前が使われています。

「JR京都線とは使うけど、東海道線の名前は使わないよね」とTwitterでは議論を呼んだ結果、トレンド入りしたと思われます。

一体なぜ「東海道本線」という正式名称を使わず、「JR京都線」「JR神戸線」などが名称として関西の人たちに浸透したのでしょうか?今回はそれについてまとめてみました。

「JR京都線」「JR神戸線」を使う人の流れを考えると「JR東海道本線」という名称は分かりづらい

実は「JR京都線(京都~大阪間)」と「JR神戸線(大阪~姫路間)」の正式名称は「東海道本線」となっています。「東海道本線」の区間は東京~神戸間となっていて、神戸から先の門司港駅までは「山陽本線」が正式名称としてついています。

しかし、運転系統的には京都から大阪を通って三ノ宮・姫路方面へ直通する列車が運転されていて、線路も分岐するわけではありません。もし、正式名称を使ってしまうと、「神戸駅から先は山陽線に入ります」という放送が流すことになり、乗客に混乱を招く可能性があります。

実際に大阪駅で乗り降りをした人なら分かると思いますが、大阪駅から京都方面・三ノ宮方面に行く人がそれぞれ乗客が入れ替わります。大阪に住んでいる人からすると「東海道本線」という名称より、「JR京都線」は京都方面に行く電車、「JR神戸線」は三ノ宮・姫路方面へ行く電車と覚えやすいのではないでしょうか。

実は「JR京都線」「JR神戸線」という名称は比較的歴史が浅い名称 「JR」とあえて付けている理由

「JR京都線」「JR神戸線」という名称自体は1988年3月のダイヤ改正から使用が始まったもので、約30年前ほど前から使用が始まりました。

これは京阪神地区の都市近郊区間を示す愛称として「アーバンネットワーク」が設定されました。

同時期にJR西日本は利用実態に合った路線名として「JR京都線」の他「JR宝塚線」など、利用者に分かりやすい名前として選定をした経緯があります。

この時すでに並行する私鉄各社が、正式名称として「京都線」「神戸線」の名前を使用していました。

代表的なのは阪急電車で「阪急京都線(大阪梅田~京都河原町)」「阪急神戸線(大阪梅田~神戸三宮)」があり、近鉄でも「近鉄京都線(京都~大和西大寺)」が路線の正式名称として使用されていたため、あえて「JR」の名前が付けられています。

改めてなぜ「JR京都線」や「JR神戸線」が関西の人々に浸透した理由として、利用実態に即した路線名称で、並行して走る阪急電車と始発と終着の方面がおおよそ一致していることから、利用者にとって分かりやすかったからというのが理由でしょうか。

JR京都線などを利用した際には、是非名称がつけられた経緯について思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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