JR東日本はEV自動車を再生バッテリーを踏切保安装置に活用すると発表しました。

これにより、従来使われてきた踏切用バッテリーの寿命が3~7年延びるということです。

電気自動車バッテリーの踏切保安装置電源を活用へ

JR東日本では環境問題への取り組みの一環として、電気自動車の再生バッテリーを踏切保安装置の電源に活動することを検討・試験を行っているということです。

再生の流れとしては、電気自動車の製造販売した後に再生バッテリーとしてリユースし、踏切の保安用電源装置に組み込みます。

このバッテリーは通常時はバッテリーを充電しておきますが、地震などが発生した時はバッテリーに充電されている電力を使用して、停電時にでも警報機が鳴るような仕組みになっています。

踏切用のバッテリーの寿命が3~7年延びることに 保守管理も簡素化・コスト削減

踏切用バッテリーについてですが、従来は鉛蓄電池をしようしていました。充電時間は70時間、耐用期間は3年~5年でした。

また、メンテナンスについても現地検査で劣化を確認する形ですが、遠隔で確認できることになります。

今後は2021年4月以降に常磐線・水戸線で導入へ 試験に成功すればさらに導入拡大へ

今後の展開予定ですが、2021年4月以降常磐線・水戸線で10カ所程度の踏切に試験導入を行うということです。この試験導入期間中に設備での成果を見極めた後更なる導入拡大を目指します。

また、踏切保安装置での検討を踏まえて、無線通信装置や駅設備など踏切以外の電源装置への活用を検討していくということです。

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