東北地方の地震の影響によって2021年2月21日~23日の3日間限定で那須塩原~仙台間を運転した臨時快速列車に乗車してきました。

本来であれば鉄道趣味の中でもいわゆる「乗り鉄」を目的とした乗車になると思っていましたが、想像以上に感動し、過去の列車と比較しても最高の列車でした。

たった3日間しか運転されずに今後一生の中で二度と運転されない列車と考えると、悲しい思いです。しかし、24日から東北新幹線が「全線復旧まで間、リレーをするための列車」であることを考えると仕方ないと思います。

今回の記事は、仕事や都合で今回の臨時快速列車に乗車できなかった鉄道ファンの皆さん、鉄道にこれまで興味がなかった一般の方にこの最高の列車の魅力をお伝えしたいという思いで書きました。後世に残すということは難しいと思いますが、こんな列車があって人々を動かしたということだけは皆さんに知っていただきたいですし、何か行動とか話の話題に使ってもらえたら幸いです。

移動する人・沿線の人々の心を動かした「臨時快速列車」

臨時快速列車がどういうものだったということですが、東京から仙台を移動することを考えた時に、東北新幹線が那須塩原~仙台間が不通となっていました。

東北新幹線と並行する在来線である東北本線が先に復旧し、これに伴い臨時快速列車が運転されることになりました。

通常時に東京~仙台間は新幹線を使うと「はやぶさ」で約1時間30分ですが、今回は東京~那須塩原までは新幹線、那須塩原~仙台間は臨時の快速列車を運転し、「新幹線リレー号」の役割を持つ列車でした。

那須塩原~仙台間の間を在来線の普通列車に乗ると約4時間かかりますが、この臨時快速列車は2時間30分で走破する列車でした。これにより、東京~仙台間の所要時間を約1時間半短縮する列車で、速度は115km/hの在来線としては高速で走行していました。(優等列車で120km/h、普通列車では100km/h)

臨時快速列車としながらも、事実上料金不要の特急列車として扱われていたということになります。東北本線が開業するまでは「特急街道」と呼ばれるほど、特急列車が走っていましたが、現在は定期的に東北本線を走る特急列車は廃止されています。

鉄道には興味はなくても、長らく同じ土地に住んでいた人にとってはその時の思い出と重ね合わせて懐かしく感じる人もいたのではないでしょうか?

沿線の人・旅行した人それぞれにたくさんの思い出ありがとう でも、こんないい列車なのに3日間で終わっちゃうんだよね・・・? 

私は東京~仙台で往復して乗車しました。なぜかというと「こんな列車は一生のうち一度しか乗れないから」乗りました。一生に一度しか乗れない列車なら、1万円で乗れるなんて安いと感じますし、乗らない後悔よりは今乗った方がいいと感じました。東北新幹線か運転再開してしまえばもう乗れる機会はありません。

ただ、本来は乗り鉄のつもりだったので「乗ってきました」という内容で終わりにする予定でした。でも、この列車をきっかけに多くの人々が動き、多くの人々の思い出となり、行動にも影響を与えた列車でした。

「この列車を走っている姿を目に焼き付けたいから」、「誰かと一緒にこの列車を見たいから」ということで、多くの人が行動を起こしたと私は思います。

臨時快速が人々の行動を変えた 沿線の人々・旅行した人もこの列車の一部だった 

まず、JR東日本さんは急遽この列車を運転するために多くの人を配置したり、どうしていいか分からない人のために一人一人に向き合い、丁寧な対応・ベストな対応をしてくれていました。一人の乗客として感謝いたします。また、今回のように人々に希望と夢を与える列車を走らせてくれてありがとうございました。

こんなに鉄道が夢と希望を与えてくれる力があるなんて、今まで鉄道ファンを続けて気づくことができませんでしたが、今回改めて鉄道は素晴らしいと感じました。鉄道ファンを続けていて、本当に良かったと心の底から思います。

実際に見えた景色を紹介します。

例えば列車内から、こんな姿を見ることができました。

「農家のおじいちゃん、おばあちゃんが手を振る姿」

「兄弟で列車を見に行く姿、親子で一緒に列車を見に行く姿」

「写真が趣味で撮影した後列車に手を振るおばちゃん」

「草野球をしていて変な列車が来たからプレイを中断する小学生たち」

「子供と列車を撮影するお父さん」

「列車を見て呆然と立ち尽くすおじいちゃん・おばあちゃん」(きっと、昔の特急列車がたくさん走っていたころを思い出していたのでしょう。)

こんなに人の心を動かす列車なのに、こんないい列車なのに、「たった3日間で終わっちゃうだよね」って考えるととても悲しく思います。

新型コロナウイルスの影響と地震で中には元気を失っていた人もいるでしょうし、臨時快速を見て元気が出た人もいると思います。でも、自分からは見送る沿線の皆さんの笑顔は素敵でしたし、元気をもらいました。皆さんありがとう。

新幹線がさえあれば、移動することはできても、人々の繋がりを列車の中から感じることはできません。また、情報が表に出ない団体臨時列車でも今回のことを感じることはできなかったでしょう。「時刻表が分かっていたから沿線の人々が動いてくれた」「この列車に人を動かす力があった」ということに尽きると思います。

こういった列車は、今後走っていくべきだと思います。もちろん、お金だけの部分を見れば、採算がとりにくいとか新幹線に乗ってもらった方がいいとか様々な事情があるとは思います。ただ、これだけの人が動いてくれた列車なのに、もう一生走らない列車になってしまうのかと思うと言葉が詰まります。

沿線の景色を見ながら、「こんな風に見える景色があるのか」「こういう風に人々は生活しているのか」「なんで今はこういう列車がないのか」とか色々なことを考えていました。確かに、東京~仙台1時間半を移動するのはいいですけど、たまには東京~仙台を少しゆっくり移動できる・景色を楽しめる特急列車的なのがあってもいいのではないでしょうか。

読んでくださった皆さんに画像・動画提供のお願い

読んでくださった皆さんにお願いなのですが、もし、今回の臨時快速列車での写真・動画があれば送って頂きたいです。あの時、「乗っていた人だけしか見れなかった景色」、「乗ってない人だけしか見れなかった景色」をまとめたいと思っています。

その際にyoutube、サイトなど媒体内に掲載させていただくことになりますので、送信した時点で使用を許諾したとみなします。

写真・動画についてはお問い合わせは下記のフォームからお願いします。また、コメント欄から送信することができます。ただ、動画のサイズによっては送信ができないなどのことがあるので、Twitterかお問い合わせフォームでご連絡ください。

あくまでお気持ちなので、金銭的なやり取りはなしでお願いします。ただ、気持ちはあるので、直接返信は難しいと思いますが、ありがとうの気持ちをもって、作らせていただきます。

皆さんの思い出や気持ちを形にしたいです。よろしくお願いいたします。

もしかすると皆さんの行動が鉄道の存在意義とあり方と考え直す機会になるかもしれません。もしよければ、身の回りの人に話してみるとか、Twitterなどで広めていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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