9月25日から横須賀・総武快速線向けE235系1000番台クラJ-01+F-01編成がパンタグラフを下げた状態での試運転が行われました。
蓄電池モードでは「試運転」表示が消える
E235系1000番台が15両でパンタグラフを全て下げた状態で非常用主回路蓄電池のみを動力とした試運転を初めて行いました。
非常走行時は後部表示灯や列番表示は点灯していましたが、行先表示は消灯しました。今回は確認できませんでしたが、車内灯や空調等のサービス系統の電力の供給は最低限になると思われます。
パンタグラフを下げて走行している様子に一部では烏山線の蓄電池駆動を前提とした運行をするEV-E301系(ACCUM)にちなんで「EV-E235系」と言われています。
2号車と6号車には床下に「主回路蓄電池」という機器が搭載されています。そのため本来床下にあるはずの「元空気ダメ」という機器が屋根上に設置されるという珍しい構造のためデビュー当時から話題になっていました。
今回は茅ヶ崎から平塚の先の約5.6kmを蓄電池で走行しましたが目測で30km/h程度とそこそこ速度は出ていました。災害時等の電力遮断時はもちろんのこと、エアセクションで停車してしまった場合の運転再開も従来より短縮できます。最大でどれぐらいの距離を走行できるのかが注目されています。