JR東日本輸送サービス労働組合水戸地方本部は水戸線ワンマン運転を巡り、過酷な労働環境の実態を公表しました。
JR東日本は労働者をロボット扱い?
JR東日本輸送サービス労働組合(JTSU-E)はJR東日本の労働組合の1つです。JR東日本水戸支社では水戸線でのワンマン運転の準備が進められています。それに関して現場と経営陣では対立が続いており、現場が語る労働環境はまさに「ブラック企業」です。
労働組合によると「中編成ワンマン運転」に向けた水戸線での乗務員訓練行路において、食事目的の中断がない行路が設定されているとのことです。始業から就業までの最大7時間54分は食事が取れないとし、人間らしい労働が確保されることが安全な鉄道運行に必要と主張しています。
広報誌にも現場の怒りがあらわになっており「社員は会社のロボットじゃない」とJR東日本会社を強く批判して労働環境の改善を求めています。
この主張に対して一部では「8時間10時間労働はあたりまえ」との声もありますが、鉄道は乗客や乗務員の命を預かっています。JR東日本はワンマン運転化は乗務員不足を理由にしていますが、実態を見る限り露骨なコストカットにしか思えません。
様々な分野で委託や無人化が進められていますが、さすがに運転士を削減する訳にはいきません。だからといって過酷な労働を強いて人件費削減でコストカットをすればいつか重大事故に繋がるでしょう。
単純労働でなく常に神経を使う運転士に食事を取らせないなんておかしいですね。
人不足なんていっても金さえ払えば雇えますよ。
儲かる首都圏エリアを持ってるのになんでも委託でコストカットしてるのでしょうがないと思いますが。
民間企業であっても公共性の高い交通を担う存在なのですから、本来黒字路線と鉄道以外の事業で余剰に得たものをもとに赤字路線も堅実に運営していくべきです。