12月21日に横須賀・総武快速線向けE235系1000番台がデビューしました。車内の様子やE217系との違いを紹介します。

山手線E235系・横須賀線E217系と比較してどう変わったか?

これまでE235系は山手線に通勤車両として導入されてきました。しかし、今回から横須賀・総武快速線の近郊型車両として導入され、グリーン車・トイレが新たに設置されているのが大きな違いです。

【普通車】E235系横須賀・総武快速線 E217系の車内と比較

E217系普通車

こちらが従来型のE217系車両です。なんとなく古さを感じる車内となっていて、車内も若干暗さを感じます。

こちらが今回新しく導入されたE235系1000番台普通車の座席です。

普通車はE217系と比べてE235系1000番台はかなり明るいインテリアになりました。基本設計が同じ山手線E235系0番台と比較しても細部に違いが見られます。

E217系がストライプ柄だったのに対して、E235系1000番台は宝石を連想させるようなデザインになりました。また座面が青系からグレーになっています。

普通車クロスシートは廃止 オールロングシートに

E217系の一部車両にあったクロスシートは廃止され、全席クロスシートとなりました。その代わりかE235系1000番台は座席幅が10mm拡大されています。また普通車全車両にフリースペースが設けられています。

E235系初の車内に車いす対応大型トイレ設置 1、6、増1号車に

欠けている部分に電源スイッチがある

普通車に設置されているトイレは全て車イス対応の大型洋式トイレになりました。設置箇所はE217系と異なり基本編成は1,6号車、付属編成は増1号車です。

デビュー初日に何者かによってトイレのドアが破壊されたと騒ぎになりました。実際には電源スイッチが切られて電動が無効化されただけでした。この機構はデッキを仕切るドアなどにもあります。

E235系初の半自動ドアが追加に

横須賀・総武快速線、E235系としては初となる半自動のドア扱いが採用されました。そのため開閉ドアボタンが設置されました。

これは車内温度維持のために、設置されており、これまで必要がなかった「山手線E235系」には設置されておらず、今回新しく設置された設備となっています。

【横須賀・総武快速線】E235系初のグリーン車が設置 Wi-Fi、コンセントなどの設備も

今回横須賀・総武快速線に投入された新型車両E235系1000番台ではE235系としては初めてのグリーン車が設置されました。

高崎線・宇都宮線・東海道線のグリーン車と比較して高級感を味わえるようにと、高級感が演出された車内となっています。

グリーン車の車内 レッドカーペットのような高級感を演出

今回のE235系1000番台の最大の目玉はグリーン車ではないでしょうか。

既に導入されている普通列車グリーン車と比べてもかなり進化しました。

「大型LCDの搭載」「全席コンセント」「無料WIFI設置」など新型車両のグリーン車に相応しい設備が追加されました。

横須賀・総武快速線の新しいグリーン車の座席は?

こちらが横須賀・総武快速線の新しい普通列車グリーン車です。従来の座席はあまり良くなく、「空間を買う」「座席に座る」という点にしか価値を感じなかった人も多いのではないでしょうか?

しかし、今回の新しいグリーン車では「Wi-Fi」「コンセント」「座席の改良」が行われ、座席にも価値を感じられるような座席に変わっています。

これから、横須賀・総武快速線でのグリーン車通勤・お出かけが、より快適なものになるでしょう。

グリーン車の座席が従来型から変更 コンセントが肘下に設置

従来型のグリーン車の座席では「ただ固いシート」と感じられていた方ももしかするといるかもしれません。しかし、今回導入の座席では「厚みを感じられるシート」に変更となっています。

座席が劇的に進化したというわけではありませんが、従来型と比較すると随分改善されたということになります。

今回の座席には搭載されなかった機能としては新幹線のリクライニングのように、リクライニングに合わせて座面が動くといった機構になると、さらに座り心地が向上するのではないかと思います。この点は少し残念ですね。

モケットは今までになかったツートンカラーになり縫い目があるわけではなく、色の境界も1枚の布として繋がっていました。

ビジネスユーザーにとって1番のメリットかもしれないコンセントです。肘掛けに設置されているのですが、やや下向きなので手で探らないと場所は分かりずらいです。特にコンセントに関する案内もないのですが、他の車両と同じ100Vで最大2Aの出力です。

急なバッテリー切れには使いづらいかもしれませんが、ノートパソコンなどでは非常にありがたい設備ですね。

E235系新型グリーン車の座席 人によっては固いかも コンセントは回転時も利用可能

宇都宮線に初期に導入された車両通称「宮ヤマ初期車」などプラスチックに布を被せただけのような硬さではなく、座面が分厚いようなイメージです。新車だからではないでしょうか。しかしながら、筆者含め実際に座った人からは「座席が固い」という感想が出ました。

中央線「あずさ」「かいじ」に使用されているE353系のように、足元ではなく肘掛けに設置されたのは良かったと思います。足元だとケーブルが短いと引っ掛けてしまう可能性もありますからね。また回してもコンセントの利用出来るのは便利です。

無料WiFiは従来通りメールアドレスを登録することで利用することができます。速度面では空いている時でも遅いと感じる人も居るようです。1番列車で満席だった時は相当遅かったとのことなので、ラッシュ時にはLTEの方が無難かも知れませんね。

ちなみにグリーン車に接している3,6号車の普通車の一部でも利用できてしまいます。だめというわけではありませんが、わざわざ狙ってその位置に乗る人はあまり居ないのではないでしょうか。

グリーン車内に大型LCDが設置 列車運行情報が分かりやすく確認できるように

今回の横須賀・総武快速線グリーン車では大型LCDが搭載されています。これにより列車運行情報が分かりやすく確認できるようになりました。、

次の駅名、列車の行先、運行情報の確認がしやすくなったのは良いところですね。

高崎線・宇都宮線・東海道線などの車両にこのような機能はないため、横須賀・総武快速線だけに導入されているものとなります。

グリーン車の平屋席はドア上に大型LCDが設置

グリーン車の平屋席には大型LCDが搭載されています。先ほどの画像は2階席ですが、平屋席は通路の上に設置がされています。※平屋席とは車端部にあり、普通車と高さが同じ座席のことです。

従来型の表示は「小さく見づらい」と感じられていた人も多いと思いますが、今回は大型で見やすくなっています。

車内も黒を基調とした高級感を感じられる車内になっていて落ちついた雰囲気になっています。

壁の色に合わせて、画面のデザインが最近流行りの「ダークモード」のようになっています。液晶なので消費電力は変わりませんが、グリーン車という高級感が演出されています。

E235系グリーン車と今までのE217系グリーン車との比較 

E217系が古すぎるというのもありますがデザインも従来と比べて清潔感や高級感が格段にアップしています。普通車と同様LEDになっているので明るい印象です。

今回取材したのはデビューして2日目でしたが、初日の混雑具合からは考えられないぐらい空いていました。始発駅では乗客0の号車もあり、かなり落ち着いて車両を観察することができました。

合わせてE217系にも乗りましたが、ファンからしてみれば新型車両は嬉しいですが、一般人からしてみれば「新しくなったな」程度だと思います。ただ座席コンセント、無料Wi-Fiなどを見ると確実に進化してることが分かります。

【まとめ】横須賀・総武快速線のグリーン車の今後 古いE217系は引退へ

今後横須賀・総武快速線はどのように変わっていくのでしょうか?

JR東日本は2020年12月21日より、新型のE235系の運転を開始させました。

これにより、従来使っていたE217系は引退することになります。

とはいえ、すぐに全部の車両が新型車両に置き換えられるわけではありません。全部で745両製造されますが、2020年度は8編成120両が導入されます。残りは来年度以降導入されることになっています。

今は珍しいE235系1000番代ですが、今後はいつでも見られるようになり、特に珍しいものではなくなるでしょう。

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