11月16日、鉄道・運輸機構は北陸新幹線延伸工事について、これまで準備工事を進めてきた芦原温泉駅の本格的な工事着手を11月19日から開始すると発表しました。

無謀な計画になりつつある北陸新幹線延伸

駅舎外観イメージ

北陸新幹線は現在は東京から金沢までですが、金沢以西に延伸し敦賀まで繋げる計画が進められています。それに伴い今まで北陸新幹線の途中駅になる予定の芦原温泉駅新設の準備工事が進められてきました。

11月19日からは駅舎の工事に本格的に着手することになりました。

1. 工事件名 北陸新幹線、芦原温泉駅新築
2. 工事場所 福井県あわら市自由ヶ丘地内(JR西日本 芦原温泉駅隣接地)
3. 工事内容 芦原温泉駅
駅 本 屋 鉄骨造平家建 約1,930㎡
旅客上家 鉄骨造平家建 約6,610㎡
連絡通路 鉄骨造2階建 約300㎡
4. 施 工 者 熊谷・砺波・坂川北陸新幹線、芦原温泉駅新築特定建設工事共同企業体

一方で国土交通省は石川と福井の県境にある加賀トンネルでひび割れが見つかり追加工事が必要になったことや、熟練作業員の確保不足などにより工事が遅延するという見方を示しました。

トンネル内の補強や資材の価格上昇などで、予算が当初1兆1858億円からすでに2000億円ほど膨らんでいるのにも関わらず今回さらに追加費用でさらに2880億円ほど膨らみます。

開業予定についても2023年4月から2024年9月に遅れる見通しです。これらついて地元議員を中心に批判が噴出し、工期と費用を再検討することになったと朝日新聞が報じています。

福井駅では「新幹線さえ来ればなんとかなる。という発想、まず捨てます」というキャッチコピーが掲出されており、延伸計画について今後どのようになるかが注目されます。

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