JR西日本は2020年9月の収益情報が発表となりました。
新型コロナウイルスで利用が減少していましたが、GOTOトラベルキャンペーンなどで利用が戻っている傾向です。
しかしながら、依然として利用状況は例年の半分程度であり、厳しい状況が続いています。
JR西日本 2020年9月の収益発表 乗車率と近距離・中長距離切符・定期券の情報が発表
JR西日本が発表した収入状況についてまとめてみました。今回近距離・中長距離切符・定期券の情報が発表となりました。
まずは収入についての情報です。
JR西日本収入状況
JR西日本収益状況は回復傾向も 定期券はテレワーク等影響で利用が戻らず
今回2020年9月の収益状況が発表されました。
傾向としては近畿圏の近距離券については利用が戻っており、6割を超えていることから徐々に利用が戻ってきていることが伺えます。
中長距離の収入は前年と比較して、伸び悩んでおり4割に満たない形となりましたが、利用は徐々に戻ってきているという状況です。
ただ、定期券についてもテレワークの影響もあってか、6割に満たない状況となっています。
JR西日本の各新幹線・在来線特急・近畿圏全体の利用状況
続いて各新幹線・在来線特急・近畿圏の利用状況です。
JR西日本の利用状況
- 山陽新幹線39%
- 北陸新幹線37%
- 在来線特急36%
- 近畿圏69%
いずれも速報値で、前年同日比の値です。
近畿圏は近距離券の発売実績となっています。
JR西日本利用状況は40%程度だが回復傾向 近畿圏の短距離利用は70%程度まで回復
利用状況については山陽・北陸新幹線・在来線特急については、先月が20%台となっていたものが、40%近くまで回復し利用は戻っている傾向があります。
また、近畿圏での利用状況についても先月が59%だったものが、69%まで回復しています。(ただし、8月期は季節イベントの中止などの影響も考えられます。)
2020年度の期末ボーナスは収益悪化に伴う減給が発表されており、基本給、エリア手当及び扶養手当の合計額の1.50箇月分を減らすという発表がされています。
依然として厳しい経営状況が続いていますが、今後どのように変わっていくかも注目されます。
いずれも前年同日比の数値で、直営での取扱高のみで旅行会社での発売分は含んでいません。取扱高は消費税を除いたものとなります。
また、速報値のため今後若干変動する可能性があります。