今回はJR西日本で2020年9月より運転を開始した「ウエストエクスプレス銀河」。今回は1人利用で一番グレードが高いグリーン車の座席となる「ファーストシート」に乗車された人の様子をまとめています。

また、「ウエストエクスプレス銀河」は寝れるのか?乗車時の注意点など知っておいたほうがいい情報もまとめています。

まずは京都駅発車の風景から見ていきましょう。

【ウエストエクスプレス銀河・山陰】京都駅から出雲市まで「ファーストシート」に乗車 京都~大阪を約1時間かけて「新快速」よりゆっくり走る

 

WEST銀河は京都駅21時15分に発車します。発車標をよく見ると「銀河」と「GINGA」に星マークがついていて往年の寝台急行時代を感じれるものとなっています。

31番線は「関空特急はるか」などが発車するホームで、ここから大阪方面に行くには必ず梅小路の貨物駅と、桂川まで貨物線を走るためいつもと違うルートで走行するため、鉄道ファンにとっては楽しい乗車になるのではないかと思います。

きっぷを見ていくと「おとなびジパング銀河」と書いていて、「おとなびジパング」は50歳以上の会員制の割引となっていますが、WEST銀河の旅行商品では50歳未満の人でも適用となる措置がされています。また、指定列車以外乗車不可という文字は「ぷらっとこだま」のように乗り遅れてしまったら無効になってしまうというルールが記載されているというのも今回のきっぷの特徴です。

京都駅から大阪駅までは「普通列車より遅い」1時間6分かけて移動します。(新大阪で10分停車)京都駅をあとに発車する京都駅21時17分発「普通列車」に抜かされ、三ノ宮でWEST銀河が普通列車を追い越します。

一応WEST銀河は「特急列車なのに普通列車に抜かされる」という列車も全国を見てもここだけではないでしょうか?

WEST銀河では大阪駅発車後に特製の夜食弁当が提供される

 

今回のWEST銀河の旅行商品では「特製夜食弁当」が提供されます。特にオプション料金などは発生せず、旅行商品に申し込んだ人全員が食べることができます。ちゃんと弁当箱にも「WEST銀河・JRのロゴ」が入っているのは嬉しいですね。

旅行中は夜食のほかに朝食、帰りの便でも夕食・夜食が提供されることになっています。お弁当類については「関西の料理・沿線の食材」を使ったものが提供されるため、下車しなくとも沿線の農産物などを食べれるのは嬉しいですね。

夜食というくらいですから、夜11時くらいに弁当が提供されます。乗車前にたくさん食べてしまうと食べきれないということになってしまいますので、ある程度お腹は空かせていたほうがいいかもしれません。

ただし、弁当のみで飲み物は付いてきません。また、飲み物についてですが「WEST銀河の車内に自販機はない」ため、大阪駅を発車してしまうと翌朝6時に停車する鳥取県の生山駅まで飲み物を購入することができません。(姫路駅で買えないことはないですが、出発日によっては2分しか停車時間がないので、大阪駅など乗車前にで購入したほうが無難だと思います。)

途中でのどが渇いてしまうと辛いので、事前に乗車前または新大阪駅・大阪駅での停車中の時間を利用して購入することをお勧めします。

【WEST銀河】「ファーストシート」は座席扱いだけど、ベットのように使えるので横になって休める

 

今回発売されているWEST銀河は個室を除いて「座席扱い」となっています。ほかの座席では「通常の座席」になったり「ノビノビ座席」にしかならないですが、この「ファーストシート」では座席と寝台の両方に使えるというのが大きなメリットです。

また、ボックス席になっていますが、あくまで2人利用ではなく1人利用ができることから、余っている1席は荷物置き場にできたりと実用性の面でも優れています。荷物置き場は座席上に「荷棚」とさらに物が置けるスペースが用意されていて、かなり収納スペースは充実しているのではないでしょうか?

WEST銀河では夜行は1人用個室の販売は1室しかないため、個室を除けば一番高いグレードの座席になっています。

かつて存在した開放型A寝台をグリーン車指定席料金で利用できることを考えると、座席に座るよりはお得感があるのではないでしょうか?

「ファーストシート」のテーブルは折りたたみ式

 

ファーストシートのテーブルは10kgまで対応可能で、折りたたみをすることができます。折りたたみをすることで座席から寝台に変えることができます。

また、充電器については100V・2Aのコンセントが2か所、5V・1.5AのUSB専用充電器が2か所あり、充電には困らないような数が設置されていて充実しています。

星のマークがついているところにつまみが設置されていて、室内灯の明るさを調節することができます。

「ファーストシート」は座席から寝台に変えることができる

 

ファーストシートを座席から寝台に変えた時の様子です。座席の裏側にあるレバーを手前に引っ張ることで、座席の背面の部分が倒れてきます。

そのまま座席背面の部分を倒していくことで、寝台に変えることができます。

 

座席の背面だった部分をよく見ると「マジックテープ」の部分があります。そこにシーツがずれないように張ることができます。利用客が簡単にシーツの設置ができるようになっていてかなりありがたいですね。

枕のような画像がありますが、一応「クッション」ということです。低反発枕でないと寝れないという人は枕を持参してもいいかもしれません。

ちなみに「クッション」がついているのは「グリーン個室」と「ファーストシート」のみです。

それ以外は「枕カバーのみ」となっていてクッションが付属しません。「ファーストシート未満のグレード」に乗車しようと思っている方は枕は持参したほうがいいかもしれません。

ちなみに「ファーストシート」をベットメイキングするとこんな感じです。限りなく寝台に近く、サンライズのシングルのような印象を受けます。

料金としては寝台料金ではなく「座席料金」ということを考えるとコスパはいいのではないでしょうか?

【ここが残念】やっぱり「WEST銀河」は寝れない? 遮光カーテンが薄すぎ問題

 

鉄道ファンとしては「異例の夜行列車新設」ですから、応援したいという気持ちはもちろん持っていますし、今後とも夜行列車を継続して運転してもらいたいです。ですので、苦言を書くのはあまりしたくはないですが、今後のサービス向上を願って書くことにします。

乗車した方々の意見を聞くと「遮光カーテンが薄すぎる」という問題点が見えてきました。写真は滅光前なので明るいので余計ですが、「室内から隣の人と目が合ってしまう・廊下を歩く人が気になる」可能性があることが分かります。

実際に向かい側の「ファーストシート」を利用している方の荷物などが見えてしまいますし、中に人がいるかどうかまで見えてしまうので、利用客からは気になるところではないでしょうか?

今回乗車した方は「のぞき見対策」に部屋の大きさにあったブルーシートを持参したということです。この「薄すぎる遮光カーテン」はグリーン個室を除いた「ファーストシート」「ノビノビ座席」に採用されています。

「ファーストシート」以外を利用する人も遮光カーテン対策は必要と思う方はやったほうがいいのではないでしょうか?

夜間はあまり眠れないかも 特に「伯備線区間」と「発車時」に揺れが発生して起きてしまうことも

こちらが実際の車内の騒音になります。どうしても伯備線は単線・急カーブ・トンネルが連続するという路線の特性があるので仕方ないのですが、この騒音で起きてしまう人はいるのではないでしょうか?

もう少し夜行列車で寝れる環境があると利用客にとっては嬉しいのではないでしょうか?

あとは実際に乗車した方からは「単線区間で揺れるので起きてしまう」「発車する時の揺れで起きてしまう」という報告があります。仕方のないことだとは思いますが、この辺も改善されたらいいですね。

さて、翌朝6時になると30分間停車することを利用して地元の方から「トマトジュース」などの販売が行われます。その様子をまとめました。

翌朝6時から生山駅では「トマトの甘酒」の販売 買うべき?買わないべき?

 

今回乗車した方が購入されたのは「トマトの甘酒」です。産地となっている日南町は鳥取県と岡山県に面している町で特急やくもに乗車すると「これからトンネルを抜けると鳥取県から岡山県に入ります」という放送が流れるのも生山駅手前のトンネルに県境があるためです。

さて、「トマトと甘酒」が合うのかということですが、予想に反して飲みやすくおいしかったということです。値段は350円ですが、なかなか「トマトと甘酒」という組み合わせた飲み物は売っていないと思いますので、銀河に乗ったらぜひ買ってみるべきではないでしょうか?

今回の記事は実際にWESTEXPRESS銀河に乗車したhakase1990さんから許可をいただき、掲載させていただきました。ありがとうございました。

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