JR西日本は1998年から運行を開始してきた「奥出雲おろち号」について2023年度の運転がラストランになると発表しました。
公式発表前から廃止の方針を固めたという報道がされていましたが、今回正式にJR西日本が廃止を発表しました。
廃止の理由は車両の老朽化
JR西日本は「奥出雲おろち号」廃止の理由として製造から約50年経過しており、車両の老朽化が進んでいるため、としています。
「奥出雲おろち号」は年間約1万4000人が乗車。木次~備後落合間(出雲市~木次間片道延長運転も実施)で運転が行われており、定員は64名、年間運転日数はこれまで150日程度となっていましたが、2021年度から130日程度に減少しています。
1998年4月から運行を開始、2010年4月から出雲市~木次間の片道延長運転を開始、2018年4月には運行20周年を迎えていました。
2021年度夏の運転日・時刻表も発表
2021年度の運転日も同時に発表されています。
発駅 | 着駅 |
出雲市8:45 木次10:08 | 備後落合12:36 |
備後落合12:57 | 木次15:57 |
備考:7/22,23,25, 8/1,8,9,15,22,29 9/5,12,19,20,23,26に出雲市から延長運転 | 木次から備後落合までの各駅(出雲市直通運転日は出雲市、直江、荘原宍道、加茂中、 出雲大東に停車) |
運転日は2021年7/22~31、8/1~31、9/3~5,10~12、17~20,23~26日に運転されます。
また、今後の社会情勢やご利用状況によっては運転を休止する可能性があるということです。