1月16日、山手線をノーマスクで乗車し、コロナ感染で抗体を作ることを勧誘する集団が話題になっています。
色んな法律に触れてそうだが...
Originally tweeted by いけたま電鉄🌽 (@7101TQ) on 2022年1月16日.
Japanese truth3というカルト団体が、山手線をノーマスクで一周するデモ活動をしています。車両を選挙しプラカードを掲げ、ライブ配信をするなどやりたい放題です。
彼らの目的はワクチンを打たずにコロナに感染することで、抗体を作るというものです。非常に危険な思想でバイオテロをする集団に、批判の声が殺到しています。
通常の店舗だと一発で出禁案件ですが、鉄道は公共交通機関なので、運送引受義務があり法律に基づく正当な理由がないと乗車拒否はできません。残念ながらマスクをしていないだけでは拒否できないのが現状です。
ただし、その他の法律に違反している可能性があります。同団体は山手線を一周するために、初乗り切符を購入するように呼びかけていますが、一周して再び同じ駅に戻る、一周以上をした場合は不正乗車になります。立派な鉄道営業法違反です。
また、同法では車内などでの演説や勧誘を禁止しています。プラカードを掲げて団体への参加を促しているのでかなりアウトに近い状態です。車内での政治活動も公職選挙法違反になります。
運送引受義務があると説明しましたが、鉄道営業法では、秩序を乱す場合は退去させることができると認められています。しかし、どこまでがセーフでどこからがアウトなのか明確ではないので、なかなか手が出せない状態です。
例えば「自分はコロナに感染してる」と宣言したり、故意に咳をかけたりすれば現行犯逮捕できますが、そういったことはしていません。
ほぼ違法なのですが、決定的な材料がないのが惜しいですね。ただ活動をしている人の殆どが、若者よりも重症化リスクが高い高齢者であること、何よりこちらに向けてくる笑顔が不気味ですね。