JR北海道新幹線の並行在来線問題で函館本線の小樽~長万部の区間のうち、小樽~余市の区間をバス転換することが決定されました。
これにより北海道新幹線開業で函館本線の通称山線区間は全線で廃止となります。
鉄道ファンからは批判の声も 道内路線廃止も懸念
今回廃止がなかなか決まらなかった理由の一つとして輸送密度が他の区間に比べて高かったことが挙げられます。
他の線区は数百人となっていたのに対して、小樽~余市の区間では輸送密度が2144 人/日となっていました。
これは道内の路線で言うと、北海道新幹線新青森~新函館北斗、室蘭本線長万部~東室蘭、石勝線南千歳~帯広などの路線より輸送密度が高くなっていました。
つまり今回の決定から、JR北海道の他の路線でも廃止が検討されてしまう懸念があります。(石北線・宗谷本線・根室線など)
また鉄道ファンからは「努力せず廃線にするのか」など批判の声も出ています。
北海道新幹線開業後は余市からは鉄道が消え、倶知安駅・新小樽駅には新幹線駅が設置される予定となっています。