JR東日本が実施した2022年3月のダイヤ改正で、宇都宮線の列車が8両・4両編成が6両編成・3両編成に減車されたことを受け、宇都宮線で満員電車が発生しています。
実際に宇都宮駅の様子の様子が話題となっており、非難の声が出ています。
満員で乗り切れないJR宇都宮駅夕方16時42分発3両
こちらは宇都宮線16時42分発の普通列車黒磯行きです。満員電車となってしまっている様子が分かります。さらにこの列車は小山方面からの15両編成の普通列車の接続列車となっており、15両から3両編成に圧縮される形となっています。
このような状況はダイヤ改正以前の4両編成で運転されていた頃は特に問題視されることはありませんでした。しかしながら、ダイヤ改正で1両減車された影響で満員電車となってしまいました。
特にこの列車は3両編成で運転されていることからかなり混雑が深刻となっています。
後続の17時13分発の6両編成も満員
さらに後続の17時13分発の黒磯行きの列車の様子です。こちらは6両編成の列車ですが、満員となっており、乗り切れない様子が分かります。
このような満員電車の現状にJR東日本は今のところ対応はしていないようです。
同様の問題は日光線鹿沼駅でも発生
同様の問題は日光線鹿沼駅でも発生していました。これにはJR東日本もまずいと思ったのか、現地にJR東日本職員を派遣し調査を開始しました。
今後、対応が行われるかどうかは不明ですが、JR東日本はこの事態を大きな問題と考えているようです。
ダイヤ改正は失敗だったという声 解決策は見つからず
このような事態にネット上では「ダイヤ改正は失敗だった」という声が出ています。
JR宇都宮線では最大6両編成まで運転を想定しており、それ以上の輸送力増強は難しいのではないかと思われます。
物理的には9両編成での運転も可能であると思われますが、JR東日本が運転に前向きではないことは明らかでしょう。
本数を増発することもコストカットをしたかったJR東日本の思惑とは反することになりますので、こちらも難しいのではないでしょうか?
いずれにしても本数の増発や運転両数の増加などの解決策が取られない以上、宇都宮線の満員電車問題は解消されなさそうです。
まとめ
ここまでの宇都宮線満員電車のまとめです。
- 夕方ラッシュにも関わらず3両編成で運転されている列車もある
- 2本連続で満員電車で乗り切れない現状
- 両数変更、本数増発などの根本的問題の解消は難しい
- ダイヤ改正は失敗だったという声も