東武鉄道は2021年春のダイヤ改正で東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・東上線において最終列車の時刻を10~15分ほど繰り上げると発表しました。
また2021年春のダイヤ改正で東上線上りにTJライナー2本を増発します。
伊勢崎線・東上線・大師線・日光線で2021年春ダイヤ改正
今回ダイヤ改正が行われるのは東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・大師線・日光線・東上線で実施されます。
今回のダイヤ改正は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)大師線・東上線で、平日の24時台列車を中心に最終列車の時刻を10分から15分繰り上げます。
また東武東上線では、東上線森林公園から池袋の間で平日2本、池袋の到着時刻で7時台も8時台で1本それぞれ増発します。これによりダイヤ改正後は合計で4本のTJライナー運行することとなります。
東武スカイツリーラインの終電時刻の繰り上げは下り列車が浅草北春日部の間で15分、北千住から浅草までの上り列車で15分繰り上げを行います。
また西新井駅から出ている東武大師線は終電時刻を10分程度繰り上げを行います。
東上線の最終列車繰り上げは池袋から川越市間で下り列車で約15分、 志木から成増・池袋の最終列車をの繰り上げは約10分程度です。
東武日光線特急列車が一部運転取りやめ・行先変更
また東武スカイツリーライン日光線一部の特急列車について運転区間の 及び運転の取りやめを行います。
2020年11月現在のダイヤでリバティけごん208号、新栃木6時2分発浅草行きの列車ですが、 2021年春のダイヤ改正から春日部発浅草行きに変更となります。
またリバティけごん253号、浅草駅22時49分発新栃木行きについては運転を取りやめます。
また今後需要動向などが変わった場合は混雑対策として最終列車前に臨時列車の設定などを検討しているということです。また改正時刻については現時点の案であり今後変更する可能性があります。
東武鉄道終電繰り上げの理由
今回東武線のダイヤ改正で減便が実施される 終電繰り上げが実施される理由としては、23時以降の利用状況が北千住駅で44%減少、池袋駅で35%減少となっており、これは2019年11月と2020年10月期を比較したものです。
また東武鉄道では深夜帯に実施している線路や駅設備の保守点検の人材不足が深刻となっており、今回の終電繰り上げで改正前作業時間120分だったものが135分と15分程度拡大されます。
電気設備メンテナンスについても改正前100分となっていたものを、改正後は115分に変更となります。
これによって作業員駅係員の深夜の労働を軽減することを実施でき、より安全でかつ利便性の高い輸送サービスの提供に努めると東武鉄道は発表しています。