JR東日本房総地区で活躍していた千マリ209系2000番台・2100番台の廃車回送が開始されました。今回の廃車回送はE131系導入で、不要になった209系2000番台・2100番台が廃車回送となりました。
4月22日に初の廃車回送 10両編成C618、C605、C616編成
2021年4月22日に行われた廃車回送では10両編成で連結された209系2000番台・2100番台の廃車回送が行われました。
C618、C605、C616編成を10両編成として廃車回送を行いました。
房総地区で活躍していたころは4両+6両で走行することがありましたが、今回の廃車回送では10両貫通編成(中間に運転台がない)でかつて活躍していた京浜東北線209系を思い出す編成となっていました。このような編成になったのはクハ209はC618編成、余剰モハ208はC605・C616を間に組み込んだのでこのような10両貫通編成となりました。
けん引機はEF64-1031号機が担当していました。
4月28日に2回目の廃車回送
2021.4.28(水)
— 東鉄 (@toutetuN700A) April 28, 2021
EF64-1030+209系2100番台(千マリC612編成+C614・C611編成中間車)10車
中央本線 鳥沢〜猿橋間にて
配9443レ NN廃車回送 pic.twitter.com/sh3LViKrg9
2回目の廃車回送はC612とC614、C611中間車で10両編成の組成が行われた形の廃車回送となりました。
けん引機ははEF64-1030号機が担当しました。
209系2000番台・2100番台はどんな車両?
209系2100番台は元々京浜東北線で通勤電車として活躍していた209系0番台がE233系によって置き換えとなったため、房総地区へ転属となった編成で、座席をセミクロスシート採用・トイレ設置などの転用改造を行った車両で、房総地区(内房線・外房線)で使えるようにすると同時に房総地区の211系を置き換えました。
209系2000番台・2100番台は2009年に営業運転を開始し、最盛期には4両編成42本と6両編成26本が投入されていました。ちなみに2000番台・2100番台との違いはドアエンジンの違いのみとなり、基本的な構造はほぼ同じとなっています。
新型E131系導入で余剰となり廃車へ
2021年3月のダイヤ改正から運行を開始した房総向け新型車両E131系導入によって、209系2000番台・2100番台はその活躍の場を失うこととなり、廃車回送が順次行われる見通しです。今後の209系2000番台・2100番台の廃車回送についても注目です。
残念ながら、2回目の廃車回送で迷惑撮り鉄3人が線路内に侵入したということで、遅延は発生しなかったということですが、中央線で約30分運転見合わせになったなど、2021年に入り不祥事が連発しており、大きくイメージダウンとなっています。マナーを守って撮影をしてもらいたいものですね。