2021年3月24日、JR東日本中央線の立川から日野間で「迷惑撮り鉄のせいで」中央線が遅延、中央線特急あずさ38号・42号、かいじ40号など30分程度の遅延が発生しました。

JR東日本は「線路内人立ち入り」という案内がされましたが、実際は「迷惑撮り鉄が原因で中央線がストップした」ということになります。「ただいま、中央線は撮り鉄が線路内に立ち入ったため、運転を見合わせています」と駅で放送される日が、今後発生してしまうかもしれませんね。

珍しいわけではないのに、なぜ撮り鉄が中央線の快速電車を止めたのでしょうか?

撮り鉄が20人以上も鉄道会社の敷地内に侵入してまで撮りたかった「185系廃車回送」とは?

今回20人以上の撮り鉄が鉄道会社の敷地内に侵入してまで撮りたかったものとは一体何でしょうか?

2021年3月24日に行われた「185系A3編成」という車両が長野まで廃車回送される様子を線路内に侵入した撮り鉄は撮影したかったようです。

これがレアであるというのは一般の方には分からないと思いますが、この廃車回送というのはその車両が1度しか行われないもので、多くの撮り鉄は時刻表をネット上で検索して、おおよその通過時間を予測し、撮影対象として狙います。人間で例えるなら、芸能人が葬式の際の出入り口で待機して、出棺を撮影するテレビ局的な立ち位置だと思っていただくのが、感覚的に一番近いと思われます。

線路内・敷地内に侵入した撮り鉄は20人以上が確認

今回残念ながら約20人以上の撮り鉄が線路内・敷地内に侵入したことが確認されており、列車と接触し撮影との人身事故になってしまうリスクもあります。

その20人以上の中の3名が直接的な中央線快速電車を停車させるという事態に発展し、この行動を重く見たJR・近隣住民からの通報でしょうか?警察が出動する事態となり、鉄道ファンからも怒りの声が出ています。

ネット上に顔が公開されることを恐れたか「ショッカー姿」の迷惑撮り鉄も

今回の迷惑撮り鉄は悪質でした。なんと「ショッカー姿」の迷惑撮り鉄まで登場し、最初から線路内侵入をするつもりで、撮影地に集まったと考えられます。そもそも顔マスクなんて、銀行強盗でもしない限りはこんな格好しないですよね。

中央線快速電車が「迷惑撮り鉄のせいで」停車する瞬間

こちらが実際に撮り鉄が線路内に侵入し、「迷惑撮り鉄のせいで」中央線快速電車が停車する瞬間です。通常趣味を楽しませていただいている鉄道ファン側が列車を止めるということはあまりありませんし、多くの人が乗車する中央快速線を30分遅延させたその「功績」は前代未聞の事態としてこれからも語り継がれるでしょうし、残念ながら「撮り鉄=迷惑で列車を止めてしまう存在」という風に一般人には印象付けられる形となってしまいました。

もちろん、撮り鉄の方でもルールをきちんと守って撮り鉄をされている方もいらっしゃいます。ただ、近年こうした迷惑撮り鉄のせいで「列車の運転が無くなる・鉄道ファンのイベントが無くなる」といった事態も発生しており、鉄道を好きな人からも迷惑撮り鉄は嫌われている存在となっています。

また、迷惑撮り鉄は「撮影機材には数十万円といった大金をつぎ込むが、その財源はキセル乗車(犯罪行為)で捻出する」というやり方が横行しているのも事実です。

実際にJR側はキセル乗車を一網打尽にすべく「特別改札」などを行うことによって対策をしていますが、いたちごっこが続いており中々無くならないのが現状です。

最終的には転落事故・運転士さんから呼び出し

何を言っているのか分からないと思うが、画像のような転落事故が発生しました。自業自得としか言えませんが、警察から逃げようとしたのか橋脚部分から落下し、転落するという事故が発生しています。

中央線快速を利用していた一般人を30分遅延させた挙句に、自分は転落事故を起こしてその場から動けなくなるといった感じで、これには怒りを通して呆れを感じる他ありません。

さらに情けないことに今回の中央線快速列車を停車させたことで、「運転士さんから呼び出しを食らう」という前代未聞の事態も発生しました。通常は橋の上に止まって撮り鉄と話すということはしないため、極めて異例の事態と言えるでしょう。

やり取りは次の通りです。

運転士さん「そこから、こっちに出してもらっていい?」

警察官「ちょっと3人こっち来てもらっていい?運転士さんから見える位置に来てもらっていいですか?こっちの方に」

ほんと鉄道ファンとしてこのようにJR東日本および警察の方に迷惑をおかけしているのはかなり情けないですね。このような会話を聞く機会がまさか起きるとは思いませんでした。

撮影地の下で事情聴取も 警視庁から10人出動

今回警視庁のパトカーが2台出動、覆面パトカーも1台出動する大事件となってしまいました。写真から確認できるだけで10名の警察官が「迷惑撮り鉄のために」出動したことが分かります。

一般客や鉄道ファンからは非難の声が寄せられており、今後JR東日本も対策をする可能性があります。

撮り鉄の迷惑行為が各地で発生 物議を醸す

残念ながら近年、撮り鉄の迷惑行為の影響で一般客に迷惑がかかっている他、鉄道会社も高いフェンスを設置したりして「撮影地潰し」などの対応も行わなくてはならず、問題となっています。

今後鉄道ファンの肩身は狭くなる一方で、撮り鉄の迷惑行為がクローズアップされる回数は増えています。今後何かしらの対策が行われる可能性があるため、それについても注目していきたいですね。

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