京阪電車の「のりば」はどのように決まっているの?
今回は京阪電車の「のりば」はどのように決まっているの? をテーマに紹介しようと思います。
「のりば」や「番線」などの使い分けは鉄道会社次第
「のりば」と聞いて多くの人はバス乗り場を思い浮かべるのではないでしょうか?
逆に鉄道の乗るところは「○番線」とか「○番ホーム」ではと考えますよね?
実は関西地方以外では先ほどのような使い方をする場合が多いですが、関西地方では「○番のりば」と表現している鉄道会社としてJR西日本、近鉄などあります。(混在していて番線と案内する場合もあります。)
余談ですが、阪急電車だけは「○号線」という使い方をします。
結論から言うと京阪はこのどれにも当てはまらないので面白いです。(微妙に違う程度ですが)
京阪は「のりば」と「番線」を使い分けているがちょっと変わっている
京阪は「のりば」と「番線」を混在せず使い分けていますし、規則性があります。
ちょっと何を言っているかわからないと思うので説明していきたいと思います。
京阪は放送では「○番線」を使う
「まもなく、4番線から急行の樟葉行きが発車します」という感じで「番線」を使います。
www.youtube.comじゃあ、のりばはどこで使うんだという話ですね。
京阪は駅施設を指すときは「○のりば」を使う
※僕が作った動画をキャプチャーしたものが今後出てきますがご了承ください。
※さっき到着した~の部分は気にしないでください
なんと「2のりば」と書いてありますね。「2番のりば」でもないみたいです。
僕はこれを淀屋橋駅で見ましたが、最初は誤植なんじゃないかなと思いました。
実はこれは誤植ではなくて公式なものだったのでびっくりしました。
ここで実際に京阪の駅構内の案内を見てみましょう。
京阪電車 淀屋橋駅構内図より
確かに「○のりば」の表記で書いてありますね!!
京阪の「のりば」はどうやって決まっているの?
例えば、「のりば」が2つある場合、京都方面を「1のりば」から順番に「のりば」を決め、淀屋橋方面を「2のりば」とします。
また、宇治線(中書島駅以外)では逆になり、出町柳・淀屋橋方面が「1のりば」になり、宇治方面が「2のりば」になります。
淀屋橋駅だけ「のりば」の付け方が特殊
実は淀屋橋駅は駅構造が複雑で、「1のりば」と「4のりば」が同じ線路上にあり、「1のりば」と「4のりば」に電車を止める場合「縦列停車」をしなくてはなりません。
先ほどの決め方とは違い、反時計回りにのりばが決められています。
もし、「4のりば」をなくしても影響が出ないようになのか、混乱しないように決められたのかもしれませんね。
また、昼間の時間帯は「3のりば」「4のりば」のみ使用し、「4のりば」に停車する電車は「1のりば」を通過していきます。
写真ではロープを境に右が「1のりば」、左が「4のりば」になっています。
www.youtube.com動画の中で淀屋橋駅を紹介していますのでぜひ見てください。
興味があれば淀屋橋駅に実際に行ってみてください!
※天満橋駅も中之島線開業での中之島線出町柳方面ホームが「1のりば」、京阪本線出町柳方面が「3のりば」になっています。
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