新型コロナウイルスの感染拡大が問題となっていますが2020年11月23日18時30分から北海道の鈴木知事が会見を行い「GOTO札幌除外を検討せざるを得ない」という発表をしました。

今回の発表の内容についてまとめましたのでご覧ください。

北海道鈴木知事「札幌除外」受け入れせざるを得ない

これまで国は go to travel キャンペーンに対し、感染拡大となった場合には地域を札幌市を対象として除外する考えを示していました。

これに対して北海道の鈴木知事は「札幌市を除外することを受け入れる方針」を示していました。今回もこの考えは一貫して主張しました。

今回11月23日18時に行われた会見では、あくまで除外は札幌市のみで、「札幌以外の旭川・小樽などほかの都市については現在のところ検討していない」ということです。

また、「ほかの都市が除外とすることは想像したくない」と激しく否定しています。

除外の理由として新型コロナウイルスの感染拡大の理由のほか、医療機関への負荷がかかっているという説明がありました。

北海道の鈴木知事は「大変厳しいという状況」としつつも、「札幌除外を検討せざるを得ない」と事実上の受け入れを表明しました。

北海道の感染者数は7369人で、1日当たり206人感染したことになります。(11月23日)

今後北海道以外の、札幌市と政府との協議で決定するということです。

鈴木知事「利用者負担は無料に、国はキャンセル料補填を」

また、鈴木知事はGOTOトラベル理由をしている人に対しては「キャンセル料を無料にしてほしい」ということを呼びかけた上で、 事業者に対しては「キャンセル料の補填などは国の責任において実施をしてほしい。説明も丁寧にしてほしい」ということを鈴木知事は訴えました。

先日実施された分科会で「GOTOトラベルで感染が拡大がしていない」というエビデンスが出ています。

「GOTOトラベル」「GOTOEat」については今後分科会での協議を含め、札幌の除外については3週間程度の時間がかかるということです。

また、鈴木知事は中止までの過程に一定程度時間がかかるという発言もしていました。

以上が会見内容となります。

「GOTO札幌除外」になったら旅行を予約した人はどうすればいいのか?

すでに札幌への旅行を予約してしまった人はどうすればいいのでしょうか。

結論から言うとあくまで今後北海道以外の札幌市と国との検討の中で、札幌除外が実施されるため、まだ札幌を除外となったわけではありません。

今回の会見で「札幌除外」が決定したわけではないですが、もし仮になった場合についてまとめました。

ホテルの予約・キャンセル


まずはホテルの場合です。
例えばアパホテルなどとビジネスホテル予約した方は、 原則前日までのキャンセルは無料になっていますただし当日キャンセルの場合はキャンセル料が1日目の宿泊料の100%をいただくということになっています。
また予約をキャンセルして泊まらなかった場合、 宿泊料金の100%ということになっているので、キャンセルの手続きをすることをお勧めします。

また今回は国や行政によって札幌市を除外とする決定のため、 ホテルによってはキャンセル料を取らないという措置も取られる可能性もあります。

旅行会社予約・キャンセル

go to travel キャンペーンを利用しようとして、旅行会社を通した予約をした方もいるかもしれません。その場合、通常は7日前以降宿泊料金に対してキャンセル料がかかってきます。例えばじゃらんで予約した場合には7日前から20%、3日前から2日前が宿泊料金の50%、当日無断キャンセルの場合には宿泊料を100%をいただくということになっています。

ただ大手旅行会社じゃらんには、台風などの不可抗力の場合のキャンセル料についての記載がありますが、キャンセル料の請求は宿泊施設で判断を行うということになっているので、宿泊施設が請求を行わなければキャンセル料はかからないということにもなりそうです。もしキャンセル料が請求される場合には宿泊施設から直接請求が来る形となっています。ただ今回の場合はお客さんに離れてほしくないというのもあるため 宿泊施設側がキャンセル料を請求しないということも考えられるのではないでしょうか?

先日、楽天が「キャンセル料は定価の支払い」「キャンセル料の補填なし」という記載をしたところ、「顧客を馬鹿にしている」などの批判が殺到し、記載を取り消しました。

今回の北海道の発表では「利用者のキャンセル料無料」を訴えていますので、楽天のような事例は発生しないと思われます。

航空券予約・キャンセル

航空券を予約した人はどうすればいいでしょうか。 航空会社のANAは6月30日までキャンセル料を取らないという措置を実施していましたが、現在は実施されていません。

今後実施されるかどうかについても航空会社の発表次第となっています。また航空券についても直接航空会社に予約していない方については旅行会社に直接お問い合わせくださいということになっていますので、分からない場合には問い合わせをしたほうがいいと思います。

また航空会社の方は新型コロナウイルスの影響で、 お問い合わせセンターの人数を減らしています。 そのため電話で問い合わせてもなかなか繋がらない場合があるので、インターネットで手続き可能な方はそちらをお勧めします。

鉄道予約・キャンセルについて

鉄道予約している人についてですが、 JRからはキャンセル料無料にするという措置は発表されていません。払い戻し手数料がかかる場合には普通乗車券・自由席特急券は220円、指定席特急券やグリーン券を含むものは340円となっています。 ただし、JR北海道では指定席券を伴うものは前日からだと、30%のキャンセル料を取るということです。

札幌除外についてのまとめ

  • 札幌除外は今後札幌市と国との協議の結果決定する。
  • 鈴木知事「札幌除外を受け入れざるを得ない」
  • 鈴木知事は責任は国で説明するということを求める。
  • GOTO「札幌除外」は3週間程度の時間がかかる
  • 利用者のホテルキャンセルは無料の方向
  • 事業者に対しては国がキャンセル補填の方向
  • 旭川・小樽のほかの都市での実施は検討されていない。鈴木知事は「想像したくない」と激しく否定。
  • キャンセルはもうしばらく待つか、事業者に一度問い合わせてからの方が無難

まだ札幌除外については決定事項ではないため日程に余裕がある方はもうしばらく待った方がいいのではないでしょうか?現在のところ、「キャンセル料無料」などについての情報はありません。

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