JR東日本が発表した2021年春のダイヤ改正で、内房線・外房線・鹿島線・京葉線などの房総エリアの列車のほか、山手線・京浜東北・根岸線・中央快速線各駅停車・横浜線・鶴見線・南武線・横浜線・八高線・横須賀線・京葉線でもダイヤ改正が実施されます。

JR東日本の各線のダイヤ改正でどう変わるのかまとめてみました。

JR東日本ダイヤ改正2021まとめ

山手線で史上初減便が実施か 朝通勤時間帯に内回り・外回りで実施へ!

JR東日本で最も利用客の多い山手線ですが、なんと2021年春のダイヤ改正では恐らく山手線の歴史で史上初のダイヤ改正での減便が実施されることになります。

しかも、最も混雑する朝通勤時間帯の山手線で実施することが発表されており、内回り・外回りで実施が行われます。

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークによる出勤が無くなったことを受けての実施と考えられますが、新型コロナウイルスが収束した後に混雑がある場合には、ダイヤが変更されるのかどうかについてもダイヤ改正後に注目する必要がありそうです。

最終電車も繰り上げが実施 一部品川行きが池袋に 行先変更で区間短縮

また山手線では終電繰り上げも行われます。2021年1月現在最終電車は大崎駅23時56分発池袋行き~0時49分発品川行きが設定されています。

この列車が環状運転だったものを品川行きに変更、品川行きだったものを池袋行きに変更して2021年春以降運転されます。

山手線内回りはどう変わる?約20分繰り上げ 一部行先変更あり

山手線内回り電車では大崎駅までたどり着ける最終列車は0時50分着の列車が最後となり、そのあとの列車は池袋止まりが運転されることになります。

大崎駅0時37分発・0時49分発の品川行きの列車は廃止され、運転そのものが無くなります。

山手線外回りはどう変わる?約20分終電繰り上げに

山手線の外回り電車はどう変わるのでしょうか?今回のダイヤ改正で最終電車は池袋まではほぼ現行通りとなります。

しかしながら、今回のダイヤ改正で行先変更など、各駅約20分間終電繰り上げとなります。

京浜東北線・根岸線も約20分終電繰り上げに

上り 南浦和大宮方面は行先変更で終電繰り上げ

京浜東北線では元々大船発大宮行きだった列車を南浦和行きに行先を変更するなどして、終電繰り上げを行います。

この影響で約20分程度終電繰り上げが行われます。

下り 蒲田・桜木町・大船方面は行先変更で終電繰り上げ

また、大宮発でも根岸線に直通する大船行きを磯子行きに変更、桜木町行きを蒲田行きに変更することで終電繰り上げを行います。

こちらも約20分終電が繰り上げられます。

南武線でも約20分終電繰り上げ

南武線でも終電繰り上げが実施されます。下りの立川・稲城長沼・登戸・武蔵中原方面の列車については登戸までの最終電車は現行通りですが、川崎~武蔵中原までの区間では約20分終電繰り上げが実施されます。現在最終列車として運転されている川崎駅0時39分発武蔵中原行きは廃止となり、列車そのものの運転が消滅します。

上り方面の武蔵中原・川崎方面最終列車は10分程度終電繰り上げとなります。

終電繰り上げとなるのは川崎行き最終電車が10分繰り上げ、現在の最終電車となっている0時12分発の武蔵中原行きは列車の運行自体が無くなります。

横浜線でも最終電車が10分~15分繰り上げに

横浜線では最終電車を約10分程度繰り上げとなります。

東神奈川発0時15分発の最終電車橋本行きが運行自体が無くなります。ダイヤ改正後の最終電車は0時03分発の橋本行きが最終電車となります。

八王子発0時14分発町田行きが現在の最終電車ですが、ダイヤ改正後は0時11分に橋本行きが運転され、八王子23時59分発が町田までの最終電車となります。その関係で町田までの最終電車は約15分繰り上げられます。

中央線でも終電繰り上げ 夜間の中央特快が一部廃止に

下り列車で中央特快一部廃止へ! 高尾・大月で15分終電繰り上げ

中央特快の停車駅にお住まいの方に残念なお知らせです。今回のダイヤ改正で、中央特快高尾行き・大月行きについて終電繰り上げ・一部列車の廃止が発表されてしまいました。

中央特快が廃止されるため、0時00分発の高尾行きが中央特快の最終電車でしたが、ダイヤ改正後は東京発23時29分発の高尾行きが最後の中央特快となります。

23時29分の後も高尾行きが走りますが中央快速線内は各駅停車となり、23時37分発と23時45分発があり、高尾行最終電車は23時45分となります。

ただし、中央特快が通過する高円寺・阿佐ヶ谷・荻久保・西荻窪・吉祥寺・武蔵境・東小金井・武蔵小金井・西国分寺・国立に停車するため、立川から先の停車駅では5分程度到着時間が遅くなっています。

また、ダイヤ改正前は23時30分発中央特快大月行きが運転されていますが、こちらは23時14分発中央特快大月行きが最終電車となります。

中央線各駅停車でも終電繰り上げが実施 最大25分終電繰り上げ

中央線各駅停車では津田沼行き・三鷹行きで最大25分の終電繰り上げが実施されます。これにより、中央快速線・総武快速線で停車しない駅については終電繰り上げが実施されますので、最終電車付近をご利用の際にはお気を付けください。

青梅線でも35分も終電繰り上げに

青梅線沿線に住んでいる方には残念なお知らせです。なんと青梅線最終電車が35分も繰り上げとなります。

青梅行きの最終電車は23時25分発に繰り上げとなります。ただし、そのあとに発車する23時29分発中央特快高尾行きは三鷹駅で、最終電車の青梅行きに接続があります。

中央特快が先に立川駅に約10分間早く着くのはなんとなく、精神的には良くない最終電車ですよね。

横須賀線でもダイヤ改正で終電繰り上げ

横須賀線の最終電車は東京発で終電繰り上げが実施されます。久里浜方面始発の列車については終電繰り上げは実施されません。

終電については大船までの区間ではほぼ現行通りのダイヤとなっています。しかしながら逗子・久里浜方面については15・18分終電繰り上げになります。東京発の最終電車付近の列車について発車時刻は変わっていませんが、行先変更による終電繰り上げが行われていますので、ご注意ください。

八高線でも10分終電繰り上げ川越始発・拝島~八王子間で実施

八高線でも終電繰り上げが実施されますが、拝島~八王子間となっており、限局的な終電繰り上げとなっています。また、終電繰り上げの時刻についても終電繰り上げは約10分間となっています。

川越始発22時25分発の列車は拝島行きですが、ダイヤ改正で八王子行きに変更されます。ただし、そのあと発車する川越22時43分発の八王子行きですが、拝島に行先を変更して運転され、この列車が終電繰り上げとなります。

武蔵野線で最大26分終電繰り上げに

武蔵野線でも終電繰り上げが実施されます。府中本町~南浦和までは現行通りですが、東所沢行きで終電繰り上げが実施され最大26分の終電繰り上げが実施されます。

埼京線で終電繰り上げが実施 川越の地位がさらに低迷へ

最終電車の繰り上げは埼京線でも行われます。区間は新宿~赤羽、大宮~川越間で行われます。赤羽~大宮間の列車については終電繰り上げは実施されず、ほぼ現行通りとなります。

今回の終電繰り上げは赤羽までで19分繰り上げ、川越から先の区間については13分終電繰り上げとなります。

今回の終電繰り上げで、大宮~川越までの区間で終電繰り上げが行われることは「川越の地位低迷」が浮き彫りになった形です。川越までの区間では通勤快速の減便と終電繰り上げが相鉄線直通の際にも実施されていて、さらに川越の地位低迷に拍車がかかった形になっています。

今後川越線で減便や終電繰り上げが実施されるかどうかについては今後の動向を見守りたいところですね。

常磐線快速線・各駅停車で終電繰り上げ実施へ 

常磐線快速線

常磐線沿線の方にとって残念なお知らせです。終電繰り上げが、常磐線快速線・各駅停車で行われることになりました。

松戸までの区間では18分程度終電繰り上げに、我孫子までの区間では22分の終電繰り上げに、取手までは23分程度繰り上げに、勝田までの区間では23分程度繰り上げとなります。

ただし、土浦までの常磐線快速については終電繰り上げは行われません。

常磐線各駅停車

常磐線各駅停車を利用して、綾瀬から乗車し、松戸までの区間では16分、我孫子までは15分終電繰り上げが行われます。

京葉線で最大30分繰り上げに 東京~蘇我間で実施

京葉線ではなんと最大30分終電繰り上げが行われます。ダイヤ改正前は東京発0時35分に最終電車が運転されていますが、0時35分の最終電車については廃止されます。

0時24分発の列車についてですが、行先が新習志野行きとなり、蘇我まで行く最終電車は東京発0時05分発の最終電車が蘇我まで行く列車となり、0時35分から0時05分へ最終電車が繰り上げとなります。

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