JR東海は2020年の利用状況を発表しました。
気になる東海道新幹線などの利用率はどうなったでしょうか?まとめてみました。
JR東海発表 利用率は前年比最大65%減少
今回発表されたJR東海の利用率です。新幹線については東京口(東京発)は「のぞみ」「ひかり」「こだま」「平日」「土休日」に分類して発表がされています。
新型コロナウイルスによる自粛の影響を最も影響を受けた2020年4月は東海道新幹線のぞみでは前年比10%までに落ち込みました。9割減少していたという見方もできます。
2020年5月のGW(4月24~5月6日)は前年比95%減少となっており、厳しい結果となっていました。
中でも東海道新幹線ひかり、土休日の新幹線利用、特急列車の利用が大きく落ち込みました。一方で名古屋エリアの在来線については前年比43%減にとどまっています。
GOTOトラベルで利用率が回復傾向に
GOTOトラベルキャンペーンが2020年7月22日から開始となりました。開始当初は東京除外などがありましたが、利用率が2020年9月には前年比40%程度まで回復しました。
その後、GOTOトラベルキャンペーンを利用する人が増え、2020年11月には前年比50%まで回復しました。
ただ、東海道新幹線のぞみが前年比50%まで回復している一方で、東海道新幹線ひかりでは前年比42%までの回復に落ち込んでいます。
しかしながら2020年12月ごろから感染者数が多くなったことや、例年12月は利用率が上がることもあり、利用率が前年比41%に減少し、最も利用が減少している列車は東京発の「ひかり」が前年比35%にとどまり2020年が終了しました。
今後の見通し
2021年1月4日現在、新型コロナウイルスの感染拡大となっており、GOTOトラベル停止もあり、旅行のキャンセルなどで大きく利用が減少すると思われます。
JR東海は年末年始の利用率はまだ発表していませんが、NHKによると年末年始の航空機利用は50%程度にとどまっており、東海道新幹線についても利用が減少しているのは確実ということは言えるでしょう。
今後、利用が伸びなかった場合には臨時列車の増発を見送る可能性も2021年はあるのではないでしょうか?
利用者が少ない、利用率が低いのぞみは1時間に12本から10本に減らす。