東京~出雲市・瀬戸を結ぶ寝台特急サンライズエクスプレスは基本的に上下線でそれぞれ1日1本ずつしか運転されません。
そのため途中ですれ違うことがあっても、始発駅で並ぶことはありえないのですが、年に数回だけ東京駅でサンライズ同士が並ぶ姿が見られます。一体どういうことなのでしょうか。
東京駅22時に見られるサンライズの並び
定期サンライズ瀬戸・出雲
— 京葉 (@hideboubou) January 4, 2021
臨時サンライズ出雲91号
年に数回しか拝めない22:00の東京駅離合
良い撮り始めでした
(2021.1.4) pic.twitter.com/VtqUpWRwmD
定期であるサンライズ出雲は東京発が22:00出雲市着9:58、出雲市発18:51東京着7:08です。そのため途中ですれ違うことはあってもまともに見ることはできません。ところが年に数回だけ東京駅でサンライズ同士が綺麗に並ぶ姿が見られるのです。
サンライズには臨時便というのが存在して各シーズン数回だけ運行されます。サンライズ出雲91・92号があり、定期便の後を追いかけるように運転されています。臨時便は7両編成で瀬戸はありません。
サンライズ出雲91号出雲市行きは東京22:21発なので定期便と21分差しかありません。そのため入線と発車が被りホームも隣なので一瞬並ぶ姿が見られます。
すれ違いなので一瞬しか見れない
並ぶと言っても停車中ではありません。離合する姿なので綺麗に横並びしている様子は一瞬です。なぜそんなにシビアなのでしょうか。
まず定期便は9番線を22:00に発車します。では臨時便は何時に東京駅に入線するのかというと8番線に22:01頃です。つまりちゃんと定刻通りなら加速を始めている定期便と入線し止まろうとしている臨時便が、一瞬だけ顔が揃う瞬間があるということです。
定期が遅れる分にはいいとして臨時が遅れれば見ることができません。またホームのどの位置ですれ違うかも予想が難しいので、綺麗に撮るのは一苦労です。
運行本数は年に数回
もう1つの難関としては運転日が挙げられます。臨時ということで毎日走っているわけではありません。また土日祝だけとかいうレベルではなく、年に数回しか運転されません。
今シーズンの2020年度冬にも運転されましたが、下りは12月30日と1月4日の2本だけです。
ホームがカーブしているので9番線の上野よりから望遠を使って撮ると正面から綺麗に撮れます。揃う位置はなかなか予想できないのでどちらにせよ望遠は必須です。
かなり難易度の高い撮影にはなると思いますが、その姿は圧巻です。あと何年運行されるか分からないサンライズですが、時間は遅いものの東京駅ホームで撮れるため気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。