8月11日、中央線特急のE353系モトS206編成がJ-TREC横浜事業所から出場しました。増備された訳では無いのですが、一体どういうことなのでしょうか。
修理のためJ-TRECに入場していた
S206編成はE353系の3両付属編成です。出場では一部区間が非電化なのでDD5515に牽引されていますが、自走で松本車両センターに回送すします。そもそもなぜS206編成がJ-TREC横浜事業所から出場したのでしょうか。
2019年7月13日、踏切事故の影響でS206編成は大破しました。スカートはえぐれ車体にも傷がつき現場ではエアが漏れるような音がしていました。車両センターになんとか回送したものの、JRでの修理は困難ということで、製造元であるJ-TREC横浜事業所で行われることになりました。
今年3月に解体線へ移動され廃車疑惑が出ましたが、5月に工場まで自走や甲種ではなく陸送で輸送されました。
そうして横浜に入場したS206編成は廃車も危惧されていましたが、無事に修理が完了し出場しました。アルミ合金の車体が傷ついていた場合、修繕は不可能に近いですからボディは新造されまた可能性が高いです。今後試運転が行われ運用に復帰する見通しです。