1月24日、JR京都線の桂川~西大路間で京都方面に向かう新快速電車が一時立ち往生し、乗客が車内に取り残されました。

運転者と車掌が避難を提案するも指令が断固拒否

24日、JR京都線複数駅の構内で雪によるポイント不転換が発生しました。その影響で15本の列車が駅間での停車を余儀なくされました。その中で、人災により最大10時間車内に取り残され体調不良者が続出したとネット上で話題になっています。一体何があったのでしょうか。

Originally tweeted by droneladykimmy (@droneladykimmy) on 2023年1月24日.

19時30分頃、山科駅前で緊急停止した列車では、なんの説明もないまま最大で10時間近く閉じ込められたとのことです。当該列車の車掌によると、運転士と車掌は乗客を避難させることで一致したものの、指令が待機を命じたとのことです。

途中降車して隣駅まで線路を歩いて頂く申請をしましたが降車許可の指令が降りず、これに歯向かうと私達が罰せられてしまうため降車させることが出来ません

車掌のアナウンス

その後も避難誘導は行われず、車内は酸欠状態になったため窓を開けるなどの対応をしましたが、体調不良者が続出し、車掌が119番通報をしました。「殺す気か」などと乗客から不安の声が相次ぎ、あまりにも体調不良者が多かったため現場では救急隊によるトリアージ(傷病者の振り分け)が行われるなど騒然としました。

Originally tweeted by ルーミー (@zinseiiroiro29) on 2023年1月24日.

警察も出動し、日付が変わってから乗客の降車が開始されましたが、JR西日本からの対応がなく、消防と警察も状況が把握できませんでした。氷点下の中長蛇の列ができ、結局すべての乗客の避難が完了したのは翌日25日の午前中でした。また、JR西日本による誘導がなかったため転倒などで怪我人が発生したとのことです。

JR西日本が謝罪

指令が全く機能せず、消防や警察が対応するというずさんな安全管理ですが、同社のプレスリリースや記者会見によると、「安全な誘導に自信が持てなかった」「夜間に雪が降る中で、乗客に列車から降りてもらうことに躊躇し、判断に時間がかかった」と説明しています。ただ、実際はギリギリまで粘って運転を再開させたかったという意図があると思われます。

指令よりも消防に通報した方が早く対応されるという前例を作ってしまいましたが、JR西日本に対して批判の声が相次いでいます。指令に従うのは基本ですが、待てと言われたら処分を恐れて乗客を見殺しにせざるを得ないほど、会社から現場に対する圧力が強いのかもしれませんね。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事