東海道新幹線を出張や旅行などで利用する方の中で、「のぞみ・ひかり・こだまの違いが良く分からない」という方もいるかと思います。そこで今回は分かりやすく、停車駅・料金・本数・所要時間などについて解説していきたいと思います。

また、お得で安く乗る方法についても解説していきますので、最後まで見ていってください。

のぞみ・ひかり・こだまとは?それぞれ丁寧に基礎知識解説!

まず、基礎知識となる、のぞみ・ひかり・こだま号についてです。そもそも、のぞみ・ひかり・こだま号はどんな列車なのでしょうか?

簡単に速い順・停車駅が少ない順に種別を並べると

  • のぞみ・・・最も速い
  • ひかり・・・二番目に速い
  • こだま・・・最も遅い

ここまではご理解いただけたでしょうか?次に、それぞれについて解説していきます。

使用車両はN700S、N700Aが使用されています。

のぞみ号 最も停車駅が少ない列車

まずはのぞみ号について見ていきましょう!のぞみ号の基本情報についてまとめてみました。

のぞみ号の基本情報
  • 東京~新大阪間の所要時間・・・約2時間30分
  • 停車駅:東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪(静岡県内は全駅通過)
  • 速さ:最も東海道新幹線の中で停車駅が少ない
  • 運行本数:1時間に1本~最大12本(のぞみ12本ダイヤは繁忙期のみ)
  • 使用車両:N700系
  • 座席・号車:1号車~3号車の3両は自由席、グリーン車は8号車~10号車の3両、4号車~7号車、11号車~16号車の10両は普通席指定席

のぞみ号が東海道新幹線の中で最も本数が多く、最も速い列車です。これは最も東京~名古屋・京都・大阪の利用客が多いからです。大都市間での移動が多いことが分かるかと思います。

また、のぞみの号数によって行き先が違うことをご存じでしょうか?のぞみの号数が1~60号の場合は、博多行き、81~110号までは広島行き、200・300・400番台の号数は新大阪行き、それ以外は岡山・姫路・名古屋行きの列車です。(番号は覚えられたらで大丈夫です。)

混雑は東京~新大阪間の列車が最も本数が多く、新大阪より先に行く人が乗車しないため、比較的空いている列車となっています。鉄道ファンの間では混雑回避のために広島・博多行きの列車には乗らないというのは、当たり前ですが、一般の方は知らなかったかもしれません。

今度乗ってみる時には列車の行き先に注意してみるとより快適な旅ができるかもしれません。

ひかり号 実はのぞみ並みに速い列車もある

次は2番目に速いひかり号です。2番目に速い列車でありながら、東京~名古屋間のみのぞみ並みの速い列車もあることはご存じでしょうか?

まずは基本情報を見ていきましょう。

ひかり号の基本情報

東京~新大阪間の所要時間・・・約2時間50分
停車駅:大きく分けて速いタイプと遅いタイプの2種類(静岡県内にも一部停車)
速さ:東海道新幹線の中で2番目に速い列車
運行本数:1時間に1本~2本(基本的に臨時列車はない)
使用車両:N700系
座席・号車:1号車~5号車の5両は自由席、グリーン車は8号車~10号車の3両、6号車~7号車、11号車~16号車8両は普通席指定席

速いタイプのひかり号

ひかりと聞いて遅いと感じる方もいるかもしれません。しかし、のぞみと比べてそこまで遅くない列車が運転されているのをご存じでしょうか?

停車駅を見てみましょう。東京・品川・新横浜と停車した後、小田原・熱海・三島・豊橋・浜松のいずれか1駅に停車するタイプが運転されています。

つまり東京~名古屋間はのぞみに+1駅追加で停車する列車となっています。ちなみに名古屋~新大阪間は各駅に停車し、岐阜羽島・米原・京都に停車します。

東京~名古屋間で停車駅が一つ増えたことによる所要時間はたった1分です。ほぼ、のぞみということがお分かりいただけたでしょうか?このため、鉄道ファンの間から「スーパーひかり」と呼ばれています。この事実にはほとんどの人が気づいていないと思います。

東京~名古屋間で自由席に座りたい、混雑を回避したいという方にはおすすめです。

行き先は新大阪行きで運転されています。

遅いタイプのひかり号 停車駅が多い

こんどは遅いタイプのひかり号です。停車駅が多いのが特徴で、行き先が岡山行きとなっているのが特徴です。

停車駅が多いのが特徴で、静岡県内に停車します。

停車駅は新横浜を出ると静岡・浜松に停車、名古屋・京都・新大阪と停車します。新大阪から先は山陽新幹線に直通し、新神戸・西明石・姫路・相生・岡山に停車します。

ひかり号はグリーン車がお得 EXグリーン早特で+500円で気軽にグリーン車

グリーン車に+500円支払って乗れるのをご存じでしょうか?お金のない学生さんなど、グリーン車に乗りたい方にはおすすめです。詳しくはこちらをご覧ください。

こだま号 最も遅い新幹線 なんと東京~新大阪まで4時間

東海道新幹線の中で最も遅いのが東海道新幹線こだま号です。最も遅い新幹線となっています。東海道新幹線の全ての駅に停車するのがこだま号です。つまり「各駅停車」というわけです。

こだま号の基本情報を見ていきましょう。

こだま号の基本情報

東京~新大阪間の所要時間・・・約4時間
停車駅:東海道新幹線の全ての駅(各駅停車)
速さ:東海道新幹線の中で最も遅い列車
運行本数:1時間に1本~3本(基本的に臨時列車はない)
使用車両:N700系
座席・号車:1号車~6号車、13号車~16号車の10両は自由席、グリーン車は8号車~10号車の3両、7号車・11号車~12号車3両は普通席指定席。(混雑時は変更となることがあります)

基本的には名古屋行き・新大阪行きが交互に運転されています。ただし、朝ラッシュ・夕ラッシュ時には東京までの通勤輸送のため、三島~東京間の区間列車が運転されています。

また、終電間際には静岡行きなどの短距離列車も運転されています。

こだま号は安く乗れる「ぷらっとこだま」がある

こだま号に安く乗れる「ぷらっとこだま」があります。これは乗車券ではなく旅行商品となります。発売はJR東海ツアーズが発売しています。

ぷらっとこだまは、遅いこだま号だからこそ、格安で乗ることができ、東京~新大阪を1万円ちょっとで乗ることができます。

ただし、自己都合による乗り遅れは払い戻しとなってしまうため、注意が必要です。

のぞみ・ひかり・こだま号の速さ比較

東京~新大阪所要時間
のぞみ約2時間30分
ひかり約2時間50分
こだま約4時間

のぞみ・ひかり・こだま号の停車駅比較

駅名のぞみひかりこだま
東京
品川
新横浜
小田原-
熱海-
三島-
新富士--
静岡-
掛川--
浜松-
豊橋-
三河安城--
名古屋
岐阜羽島-
米原-
京都
新大阪

停車駅についてですが、ややこしいのは「ひかり」です。列車ごとに停車駅が異なるため、乗る列車が止まるかどうかはあらかじめ、乗車前に確認しましょう。

のぞみ・ひかり・こだまの料金の違いは?

結論、違いはほとんどありません。昔はのぞみ料金というのもありましたが、今は廃止されています。

のぞみに安く乗るならJR東海ツアーズの旅行商品を買え!

実は多くの人がきっぷを買ってしまうのですが、結論お得に旅行する方法としては間違っています。お得に旅行する方法としてはJR東海ツアーズから購入する方法です。ただし、旅行商品を購入する際には「宿泊することが条件です」。日帰りではこの方法は使えませんのでご注意ください。

出発する時間などによっては1万円程度得することがあります。ぜひ、そちらで購入してみることがいいでしょう。

まとめ

東海道新幹線のぞみ・ひかり・こだまのまとめです。

  • 最も速いのがのぞみ
  • 次に速いのがひかり。ひかりは停車駅が列車によって違うのでややこしい
  • こだまは各駅停車
  • のぞみはJR東海ツアーズの宿泊付きの旅行商品
  • ひかりはグリーン早特
  • こだまはぷらっとこだまがおすすめ
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