JR東海は2023年3月9日、東海道新幹線再生アルミの活用について発表しました。
東海道新幹線車両に使用したアルミをマテリアルリサイクル(廃棄物等を原材料として再利用)した「東海道新幹線再生アルミ」を活用することで、環境負荷の低減に取り組んでいます。通常のアルミを新製する場合と比べ、製造する際のCO2排出量を97%削減できるとのこと。
今回の発表では、2023年度下期に駅舎建替予定の飯田線下地駅について、東海道新幹線再生アルミを採用した建材を初めて活用するとしました。
JR東海はローカル線においても、防火性能の向上や耐震化などを目的に駅舎建替を進めています。
また、2023年3月25日供用開始予定の相模・ 東急新横浜駅の待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」。ここにも装飾の内装用建材として、東海道新幹線再生アルミを提供しています。
今後の展開として、鉄道他社と連携しつつ東海道新幹線再生アルミの用途を拡大。マテリアルリサイクルを通じて環境負荷の低減に取り組むとしました。