列車の撮影のため小田急線の線路内に立ち入った鉄道ファンの大学生が、鉄道営業法違反で送致されました。
線路内に立ち入り鉄道営業法違反で送致
ロマンスカーミュージアムに展示するために移送されていたRSE20000系を線路に立ち入り撮影したとして、鉄道ファンの男子大学生ら3人が鉄道営業法違反の非行事実で横浜家裁相模原支部に送致されました。
送致されたのは、東京都内の19歳男子大学生とアルバイト少年、18歳の横浜市内の男子大学生です。神奈川県警によると、昨年10月25日午前1時55分頃、小田急線相模大野駅の線路に無断で侵入したとしています。小田急電鉄は被害届を提出していました。
鉄道ファンらはホームの下に隠れて待ち、車両が入ってきたタイミングで線路に出て撮影をしました。今年1月には同容疑で神奈川県の男子高校生が家裁送致されており、今回も含め送致されたのは4人となりました。鉄道ファンらはSNSで知り合った仲間で、1月に送致された男子高校生の証言で捜査が進められていました。
鉄道ファンに罪の自覚なし
今回送致された3人は「ホーム上からだと車輪などが写らない。線路上から撮らなければならなかった」と話しています。
事件発生から半年以上経過してからの送致でした。鉄道ファンの一部には違法行為をしても捕まらないと思っている人が居ますが、「捕まえられない」「泳がせている」わけではなく、実際に送致されることがわかりましたね。