国土交通省の九州運輸局の発表によるとJR九州は2022年秋に開業する西九州新幹線武雄温泉~長崎間の並行在来線の一部含む区間をJR九州の長崎本線としては廃止にすると発表しました。廃止後は佐賀県と長崎県が設備などの下の部分を、JR九州は列車運行の上の部分を担当する「上下分離方式」が採用されます。
上下分離区間と西九州新幹線の概要図
今回発表された九州新幹線と上下分離される長崎本線区間の概要図です。今回の西九州新幹線の開業は長崎~武雄温泉までの間ですが、武雄温泉までの連絡路線となる肥前山口までの区間も入っています。
このうち、肥前山口~肥前大浦までの区間37.8kmは佐賀県が維持、小長井~諫早までの22.0kmの間は長崎県が維持します。
また、西九州新幹線の区間である、諫早から長崎までの並行在来線は引き続きJR九州が維持・運行を行います。
上下分離が行われる区間では、西九州新幹線開業から23年後の2045年まで、JR九州が路線が維持される条件が付いています。
今後、西九州新幹線開業後のダイヤについても注目です。