JR東日本・JR西日本は新潟地区の115系電車、奈良線の103系を2022年3月11日をもって引退・ラストランとしたことが明らかとなりました。
事前に予告がなかったことから「撮り鉄を騙した」と言ってもいいくらい特に混乱がないラストランを迎えることになりました。
新潟115系ラストランの様子 快速新井行きでラストラン
直江津の放送です。
— とある115系好きの人。 (@zanzoch) March 11, 2022
#115系 pic.twitter.com/lxIi3GAgMA
こちらは直江津駅での新井快速ラストランの放送です。
「最後の115系新井行き」との放送が流れていることから、事前にJR東日本車内ではラストランであることは全体で共有されていたのではないでしょうか?
新潟駅を発車する115系新井快速 長い汽笛をあげて発車
先ほど本日ラストランの115系の新井快速が新潟駅を発車しました!!
— Iwashi channel 115系ありがとう!! (@Iwashi1030221) March 11, 2022
最後の新井快速の運用は湘南色のN38編成でした!!
今までありがとう!!#信越本線 #新井快速 #新潟駅 #115系 #N38編成 #湘南色 pic.twitter.com/2KyGN0x5Rv
最後に新潟駅を出発する115系ということが事前に放送で案内されたようです。
こちらは実際に新潟駅を発車する115系ラストランとなった新井快速の発車シーンです。
ラストランにふさわしい長い汽笛を鳴らして出発していきました。
長らく115系が運転されてきましたが、突然の別れに鉄道ファンは驚きを隠せないのではないでしょうか?
JR西日本奈良線103系もラストラン
こちらはJR西日本奈良線のラストランの様子です。花束が贈呈されており、車内放送でも103系の運行を終了するということが放送され、回送列車でも異例の駅員さんによるお見送りがされるなどの対応が取られていました。
それだけ、JR西日本の駅員さんにとっても思い入れがあることだったのではないでしょうか?
今回の対応について賛否両論
今回の鉄道会社が「ラストラン」を明言せず、「撮り鉄を騙す」形になったことで賛否両論が出ています。
今回の対応が正しかったという人は、「静かにラストランを迎えられた」「トラブルが起きなかった」ことを理由として挙げています。
一方で、「事前に告知して欲しかった」という声も聞かれています。
もう、無くなってしまったものに対して何かできることはありませんが、せめて次引退する車両については事前に葬式を済ませておきたいものですね。
新潟115系については「客層がいい撮り鉄」には救済措置
JR東日本新潟支社は3月14日、「客層がいい撮り鉄」には救済措置を実施すると発表しました。これは新潟車両センターで2時間撮影会を実施するというものです。
ぜひ115系に思い入れのある撮り鉄さんはぜひ参加したいところですね。