新型コロナウイルスで旅行需要が減少していましたが、2020年のシルバーウイークでは旅行需要が8月のお盆より増えたため、各地で交通機関の混雑が発生しました。
しかしながら、東海道新幹線では異例の「満席なし」となりました。一体なぜでしょうか?
【異例】東海道新幹線で連休最終日に「満席なし」 一体なぜ?
今回4連休最終日となりましたが、東海道新幹線では異例「満席なし」となってしまいました。理由としては4連休のため、最初の3連休で旅行を終了する場合と2日目から最終日まで旅行している場合があり、2パターンに分散したというのは考えられます。
例年、東海道新幹線では大型連休がある場合は15時くらいから19時台まで「満席」になってしまい、グリーン車・指定席がキャンセル待ちで、自由席が満員電車になってしまうというのが恒例となっていました。
しかしながら、今回は3日目、4日目に「満席なし」となってしまう異例の事態が発生しました。高速道路・航空機では混雑したのに、なぜ東海道新幹線では「満席なし」となったのでしょうか?
一般人は「新型コロナウイルスを避けるため」車を利用が増えたのではないか? 航空機が満席だった理由
一つは新型コロナウイルスに対する一般人の考え方が影響しているのではないでしょうか?新幹線よりも自家用車で時間がかかったとしても高速道路を使って、「感染症対策をしているつもり」になっている人が多いのではないと考えられます。そのため、最大64kmの渋滞が発生するなど、本来新幹線を利用していた人も高速道路で今回移動している人が多いのかもしれません。
航空機が満席となっているのは新型コロナウイルスの影響で需要が減少し、経営的に厳しいということもあり、「便数を減らしている・機体を小さくしている」を減らしているというのがあります。今回は増便すればできると思いますが、できるだけ満席に近い状態で飛ばしたいため、満席になってしまった場合は可能な限り「機体の大きさを変える」ということで対応をしていました。
JR東海は「換気する・本数を増やす」新型コロナウイルス対策をしたにもかかわらず、あまり報われなかった可能性
一方で東海道新幹線では16両編成で運転しており、1本の列車が運べる人員は変わっておらず、また、今回のぞみ11本ダイヤは多くの時間帯で実施をしました。JR東海としては車内換気を行いつつ、本数は確保しているので「密を避ける対策」をしていましたが、一般人にはその努力が周知されなかったのではないでしょうか?
JR東海は「日本一儲かる鉄道会社」と言われていたのに、本業である「東海道新幹線」での収益がなくなってしまったため、経営が苦しい状況です。連休は「稼ぎ時」だったのにも関わらず、今回の連休では「満席なし」になってしまったのは新型コロナウイルス感染症対策のため本数を増やして密を避け、多くの人に利用してもらうというJR東海の考えは達成することができなかったのではないでしょうか?
もう少しJR東海の努力は報われても良かったかもしれませんね。