YouTube上に列車のドアステッカーを剥がす動画を公開した「山田直輝ヤマダナオキ」という鉄道系YouTuberが話題になりました。動画は削除されましたがツイッター上に転載され炎上しました。
過激を超えてただの犯罪行為
YouTube上で「山田直輝ヤマダナオキ」というチャンネル名で活動している人が投稿した動画が炎上しました。現在は投稿者により削除されていますが「広告撤去の様子」というタイトルで、車両のドアに貼られている広告シールを次々と剥がしてくという目を疑うような内容でした。
概要欄には「2021年に引退する8616fです。」と書かれており、当該車両は主に東急田園都市線を走る8500系8616編成であるようです。タイトルといい引退するから剥がしてもいいのかと思わせる内容に悪意を感じます。
動画は一般公開状態から一時URLを知っている人のみ視聴できる限定公開に変更されましたが、現在では削除されています。本人からの声明はなく、過去の動画も変わりはないようです。
ネット上では動画がツイッターに転載され炎上しました。(投稿者の「コンボイ」さんが撮ったわけではありません)「損壊罪で警察会社に知らせよう。」「常識というものを知らぬか!」と山田直輝さんに厳しい声があがっている一方で理解に苦しむ引用リプをしている人も居ました。ネタなのかもしれませんが誰も相手にしていないようです。
再生数があまり芳しくありませんが、普段から迷惑行為を投稿しているわけではないようです。今回の一件は炎上商法を狙ってやったと思われますが、完全にアウトですね。ただの犯罪者になってしまいました。
8500系は車内に防犯カメラが設置されており、鉄道会社側が器物破損で訴えることも可能です。また広告シールは意外と高価であるのと、張り替えの費用や広告が無い状態であった期間の損害を考えると、あまりにも無責任であったことは明確です。
チャンネル登録者や再生数が少なくても良質な動画を公開するYouTuberも居る中で、道を外れてしまう残念な人も居るようです。たとえこういう動画で知名度が上がったとしても、信用やイメージは最悪なので絶対に真似をしないようにしましょう。これは炎上商法ではなくただの犯罪行為です。
このようなことが起こるようでは、営業運転の列車への広告ステッカー貼り付けや、さらに営業運転の列車に広告を吊るすのをやめるべきと考える。
なんでそうなる?
列車内にある広告は、企業や個人が、列車の広告を吊るしたり貼ったりする会社に、お金を支払っていて、係員が定期的に吊り換えたり、貼り換えたりしています。
その効力を失くす行為になりますので、広告主からすると、妨害・器物破損となるため、動画の行為は罪です。
なにが気に入らないのか?謎ですが………、
自ら支払って出した広告が、勝手に失くされたりされたら嫌でしょ?
どうして、そういうことがわからないのでしょうか?
公共交通の場で、要らんことをしないよう、心を改めていただくよう願います。