今回は東武鉄道と東京メトロを利用したときに本来払うべき140円を支払わずに乗ってきたということで紹介していきたいと思います。今回乗車したのは東武日光線と東京メトロ千代田線・半蔵門線です。

140円を払わなかったとはどういうことか?不正乗車にならない理由とは?

東京メトロより(https://www.tokyometro.jp/station/rosen_shosai_202003.pdf)

今回、移動したのは東武日光線の栗橋駅から乗車し、途中から東京メトロを使って渋谷方面へ向かうルートで乗車しました。実は北千住から先は渋谷までたどり着くルートは2パターン存在します。

一つは北千住から東京メトロ千代田線に乗り、表参道で東京メトロ半蔵門線に乗り換え、渋谷へ行くルート。

もう一つは東京メトロ半蔵門線へ直通する列車に乗車し、押上までは東武、押上から先は東京メトロ半蔵門線で乗り換えなしで渋谷へ行くルートが存在します。

ここで問題となるのが、東武線内の運賃です。栗橋駅から乗車した場合北千住駅で下車した場合は運賃は660円ですが、栗橋駅から押上駅まで乗車した場合は740円で、金額に80円差がついてしまいます。

一応「Yahoo!乗り換え案内」で検索をしたところ、栗橋から北千住乗り換えでは910円、そのまま半蔵門線に直通するルートは990円と差額分が反映されています。

しかし、現実には半蔵門線経由で乗車した場合にも引かれる金額は同じで、910円(IC運賃909円)での支払いとなりました。一体なぜでしょう?

80円を払わずに済んだ理由は?

筆者撮影

さて、運賃の支払いはJRなどで遠回りもしても最安の運賃で計算されるものを除き、本来は乗車経路にしたがった運賃の支払いが必要です。

しかしながら、今回の場合は遠回りでも最短経路で計算されるというルールは存在せず、東武鉄道が80円損する形になっています。

一体どういうことなのか、帰りは表参道で乗り換え千代田線経由で北千住へ向かうことにしました。

すると、表参道駅と北千住駅では乗り換え改札がなく、北千住駅から東武線へ乗り換えることができました。つまり、千代田線経由なのか半蔵門線経由なのか、改札を通った時点では分からないということになります。

なので、東武鉄道は北千住~押上間で発生する運賃については損することになりますが、乗車経路を特定する手段がないため、千代田線経由の運賃で計算していることになっているのではないでしょうか?

今回交通系ICカードで乗車した場合は最短距離で運賃が計算されましたが、切符での取り扱いについては分かりません。可能性としては極めて低いですが、切符での乗車だと実際に乗車した経路で計算される可能性があるので乗車される際は交通系ICカードで乗車されることをおすすめします。

おそらく定期券の場合は実際の乗車経路に沿った金額で発売されていると思います。

なぜ中間改札機を設けないのか?

きっとこの記事を読んでいただいた方の中には「だったら中間改札機を設置すればいいではないか?」という考えを持つ人もいるかもしれません。しかし、東武鉄道は東京メトロ半蔵門線に直通する以外に日比谷線と直通運転をしています。そのため、中間改札機を設置したところで日比谷線から東京メトロ線内を乗り継ぐルートも存在するため、乗車経路を特定することはできません。

東武鉄道が日比谷線と直通運転を取りやめない限りは難しいですし、中間改札機自体も乗客の利便性を損なってしまうため、設置が難しいでしょう。この点に関して何か対策をするということは東武鉄道は行ってこなかったですし、今後とも対策をするということは考えられません。

もし、これと似たような事例がありましたら、コメント欄でお知らせください。

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