2020年4月6日、JR西日本は新型コロナウイルスの影響で一部の臨時列車の運転を取りやめると発表しました。その発表の中で5月8日の運行開始を予定していた「WEST EXPRESS 銀河」は当面の間は運行開始時期を延期すると発表しました。
当面の間運休となったWEST EXPRESS 銀河とは?
今回当面の間運休となったWEST EXPRESS 銀河とはどんな列車でしょうか?この車両はJR西日本で活躍してきた117系電車を改造し、寝台列車のような楽しみ方ができる列車です。多様なニーズにこたえるため一人旅からファミリー層まで楽しめる車両の作りになっており、お客さん同士のコミュニケーションが自然と生まれるように工夫された列車です。
夜行列車は全国的に縮小傾向でありながら今回、新しく夜行列車が新設されるという時代に逆行した形での登場となりました。運行区間は下り列車は京都発出雲市行き、上り列車は出雲市発大阪行きで運転されます。
今回夜行列車の新設ということで注目度が高いため、運行してしまうと新型コロナウイルスがあるとはいえ、多くの人が集まってしまいその中での感染拡大も想定されます。また、WEST EXPRESS 銀河は座席数が少ないため、初日から数日が満席だったとしてもそこから先空席が多く出てしまうとJR西日本にとっては苦しい状況となることが考えられます。そういったことも含め苦渋の決断だったのではないでしょうか?
また、JR西日本の臨時列車では新幹線の他「サンダーバード」「まぼろば」の運休も発表されています。
今JR西日本も含め鉄道会社全体が厳しい状況です。今は我々鉄道オタクも感染拡大防止のためにじっと家で待つしかありませんが、コロナが収まったら是非WEST EXPRESS 銀河や自分が乗りたいと思っている列車にも乗りに行きましょう。