2020年度の近鉄は新型車導入やスナックカー置き換えなど、新型車両と旧型車両の入れ替わりが行われていて、鉄道ファンとしては面白い1年となりそうです。

今回は2020年度の近鉄が面白い点について紹介をしていきます。是非近鉄で旅行されたときに役立てて頂ければ幸いです。

2020年で紺色とオレンジ色の旧近鉄カラーは終了 約60年の歴史に幕

近鉄特急といえばオレンジと紺色の「近鉄カラー」を思い出す人も多いかと思います。約2年前まではこの色が主流となっており、「ビスタカー」をはじめ多くの特急に採用されてきました。

しかし、現在はスナックカーを除き従来の「近鉄カラー」だったものは全て新塗装化が施されました。白色を主体としてオレンジの帯が入った塗装が今後の近鉄特急の主力になっていきます。

スナックカーは2020年度をもって特急列車の運用から離脱することが決まっており、2020年6月現在でも既に運用離脱・廃車となっている編成が出ていて、今後も継続してスナックカーの廃車が行われる予定です。つまり、スナックカーの引退とともに従来の「近鉄カラー」は2020年で終了となり、約60年間の歴史に幕を閉じます。

近鉄としても一般のお客さんから「特急格差」と呼ばれるほど、設備面での格差が出ていて列車によってコンセントが設置されている車両と設置されていない車両が存在しています。同一列車なのに前の編成と後ろの編成で車両の古さが異なることがしばしばあり、お客さんとしては「どうせ同じ料金なら、新しい・コンセントがついている車両に乗りたい」という心理があると思われます。

この辺りは近鉄も対策をしていて「近鉄アプリ」では特急券の購入時に「コンセントの有無」や「2階建て席」などを選択できるようになっており、オンライン上で車種がある程度分かるようになっています。

近鉄12200系スナックカーは一般の乗客からは不評で、どれくらい不評だったかというと、特急券が無駄になっても乗車しなかった客がいたというエピソードが残っているくらいです。

近鉄としても塗装を変えることで、近鉄特急は新しい時代を迎え、サービスアップを図っていくという意味も利用客に伝えたいのではないでしょうか?

2020年でなくなってしまう「近鉄カラー」が見れるのも今年だけの魅力です。是非今年までしか見れない「近鉄カラー」を見に旅行へ行ってみてはいかがでしょうか?

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