JR東日本は相模線に新型車両E131系500番台を導入すると発表しました。営業運転の開始は2021年秋頃から開始予定です。
E131系500番台は4両編成12本48両製造予定
形式は房総半島向けと同じE131系で相模線に導入されるため500番台となり、車体番号もE131-501から始まります。営業運転開始は2021年秋頃で、現在新潟県のJ-TREC新津事業所で第一編成の製造がおこなわれています。
投入線区は相模線(茅ヶ崎~橋本間)、また一部横浜線に直通する列車についても運転されます。(朝夕一部の直通列車)
ワンマン化実施・相模線減便へ
また、今回のE131系500番台にはワンマン運転ができるようになっており、相模線でワンマン運転が実施されると思われます。※ワンマン運転とは車掌がおらず、運転士のみが乗務すること。
相模線の運行本数が早ければ2022年春のダイヤ改正に減便が実施される見込みです。これは現在運行している205系500番台の本数が4両編成13本に対して、E131系500番台は4両編成12本しか導入されず、4両編成1本が減車されているためで、今後のダイヤ改正で減便についても注目されます。
車内の特徴・車両諸元
特徴としては次の通りです。
- 半自動機能搭載ドア
- 空調機能の改善
- 座席幅拡大・低座面化、
- 客室拡大
- フルカラー行先表示機(前面側面)
- 多言語による情報提供
- ドア上に大型ディスプレイ(17インチ)
- 車内確認カメラ設置
- ホームとの段差軽減
- 乗務員室防犯カメラ設置
- 非常通話装置増設
- 線路設備状態確認装置の搭載
- 各車両にフリースペース設置
編成構成 | 2両編成(1M1T) |
最高速度 | 110km/h |
車体幅 | 2950mm |
車体 | ステンレス製 |
座席幅 | 460mm |
シート | ロングシートのみ |
制御方式 | VVVFインバータ制御(SiC素子) 回生ブレーキ |
主電動機 | 全閉型誘導電動機 |
補助電源装置 | 静止型インバーター |
コンプレッサー | スクロール式(オイルフリー) |
戸閉装置 | 電気式(ラックアンドピニオン方式) |
情報提供装置 | 液晶ディスプレイ |
車両状態監視機能 | あり |
線路設備状態監視機能 | あり(一部) |
ワンマン運転対応機器 (乗降確認カメラ等) | あり |