JR東日本は2020年度首都圏の乗降客ランキングを発表しました。新型コロナウイルスの影響で順位が変動し、川崎駅がランクインするなど順位が変動しました。
安定の新宿・池袋が上位に 横浜が東京を抜かすなどデッドヒートに 2020年度
こちらがJR東日本が発表した2020年度の乗降客ランキングの順位です。新宿・池袋は順位変わらず1・2位に。ただし、乗降客数は30%以上低下。
3位の横浜は東京駅を抜かし、4位の東京駅は横浜に抜かされた形になりました。東京駅が41.4%減少したため。
5位の渋谷は品川駅を抜かして5位、品川駅は6位にランクイン。品川駅が41.5%、渋谷が39.3%減少。
7位は前回8位だった大宮がランクイン。8位は新橋がランクイン、去年から1位順位を落とす形に。新橋駅が37.0%減少したのが原因。
9位は昨年10位の北千住がランクイン、10位は去年は11位だった川崎がランクインしました。
JR東日本新幹線利用客数ランキングトップ10 2020年度
順位 | 駅名 | 1日平均合計(人) |
1 | 東京 | 24973 |
2 | 大宮 | 15278 |
3 | 仙台 | 12422 |
4 | 高崎 | 7728 |
5 | 宇都宮 | 6981 |
6 | 上野 | 5157 |
7 | 郡山 | 4669 |
8 | 福島 | 4557 |
9 | 盛岡 | 3957 |
10 | 新潟 | 3857 |
全体として約40%~50%新型コロナウイルスの影響で需要が減少、特に利用客が多かった駅で減少が著しく東京駅は前年比66.7%減少という厳しい結果に。
近距離通勤がテレワーク・定期券支給廃止などが影響で利用客減
またテレワークの普及で通勤需要も落ち込み、小山・熊谷・本庄早稲田など近距離でも減少が目立ちました。また上越新幹線でも燕三条が65.4%減少、長岡51.3%減少など通勤減少と思われる利用客の減少がありました。
リゾート地などの需要も半減
例年リゾート地として利用されてきた軽井沢・越後湯沢でも約半減する結果に。新型コロナウイルスで外出自粛などが影響したと思われます。
北陸新幹線でも減少が著しく佐久平・飯山・安中榛名を除くすべての駅で52%~63.9%の減少となり、大きく利用客が減少。
JR東日本管内で最も利用客が少ない新幹線駅 前年比59.0%減少を記録 過去最低記録更新
JR東日本の新幹線駅で最も利用客が少ない新幹線駅である「いわて沼宮内」駅が過去最低を更新、前年比59%減少となり、一日平均の利用客数は32人と過去最低を更新。
日本で最も利用客数がJR北海道新幹線の奥津軽いまべつとデッドヒートが広げられ、もしかすると順位が入れ替わる可能性も。2016年データでは60人。
まとめ
- 新型コロナウイルスで大幅に利用客が減少
- 特に利用客が多い駅で減少が顕著
- 東京駅では66.7%も利用が減少
- 県庁所在地の駅で利用が減少したほか、近距離利用が多い駅でも減少。
- 観光地などの駅では外出自粛で減少
- いわて沼宮内は過去最低の乗降客数を更新