JR東日本千葉支社は武蔵野線205系がジャカルタに移譲されることに伴い昨年度まで行われていた「ジャカルタ 205系さよならイベント」を再開する方針であることがわかりました。しかし一部の心無い鉄道ファンの撮影マナーが目に余るということで中止の可能性があると忠告しています。

新習志野駅駅員一同が鉄道ファンに呼びかけ

https://twitter.com/trainpochi/status/1303563297128550400?s=19
新習志野駅に掲載されている張り紙

【ホーム上、列車撮影のお客さまへのお願い】

いつも新習志野駅をご利用頂きましてありがとうございます。

2019年4月26日から始まりました「ジャカルタ205系さよならイベント」は、皆様のご支援もあり全8回まで開催することが出来ました。

しかしながら今年度に入ってから新型コロナウイルス拡大に伴い、お客さまの安全を十分に確保できないという判断から、イベントの中止を決定いたしました。お客さまに喜んで頂きたいという思いで準備を重ねてきた最中での中止決定は、新習志野駅社員としても苦渋の決断でした。

今後、205系のジャカルタ移譲が完了するに伴い、イベント再開に向け現在準備を進めております。

しかしながら、今後の新型コロナウイルス新規感染者の推移や、また、昨今の他駅を含めた撮影マナーに対するお客さまのご意見も多く頂いており、これらの観点からホーム上の安全が確保出来ないと判断された場合はやむなくイベントを中止させて頂く場合がございます。

イベントを開催するには、お客さま一人ひとりのご協力が不可欠です。駅社員の指示に従い、撮影の際には黄色い点プロックの内側まで下がる、列車ご利用のお客さまの通行を妨げない等の、安全な運行へのご協力をお願いします遺恨なく無事に205系をジャカルタへ送り出す為に、皆さまのご協力と心配りを切にお願い致します。

新習志野駅社員一同

新習志野駅に掲載されている張り紙です。同駅では昨年度より武蔵野線205系がジャカルタに移譲されることに伴い「ジャカルタ 205系さよならイベント」という物販などを行うイベントが開催されてきました。ところが今年度は新型コロナウイルス蔓延の影響で一切行うことができない状態でした。

しかし武蔵野線205系が残り2編成になり移譲完了が目前となっているため、イベント再開に向けて準備が進められています。最近は感染状況も緩和され新たな生活様式が積極的に取り入れられています。

ところが感染以外にも懸念されることが鉄道ファンの撮影マナーです。205系は多くの鉄道ファンに人気なのですがそれ故にホーム上で危険な行為が多々見受けられます。試運転など珍しい列車が走る際には駅のホームに人が集中し、密な状態になってしまっています。

また一部の心無い鉄道ファンが禁止されている脚立や三脚を使用して駅員に罵声を浴びせたり、線路内に侵入したりするといった行為は多数確認されています。そのため今回のイベントを開催するにあたり同駅社員一同は「お客さま一人ひとりのご協力が不可欠です」と呼びかけ、ホーム上の安全が確保出来ないと判断された場合はイベントを中止すると忠告もしています。

「駅社員の指示に従い、撮影の際には黄色い点プロックの内側まで下がる、列車ご利用のお客さまの通行を妨げない等の、安全な運行」といった本来言うまでもない当たり前なことに対しても協力を求められており「遺恨なく」無事に205系をジャカルタへ送り出したいと強い気持ちが文章に込められていました。

過去に山手線のE231系500番台が同路線の運用から離脱した際には撮影マナーが問題となりラストランイベントが打ち切られることがありました。最近の撮影マナーを考えるとイベント開催はデメリットの方が多いと思われますが、それでも開催に前向きな鉄道会社を裏切る人が出ないといいですね。

https://japan-railway.com/entry/2020/03/11/175301
https://japan-railway.com/entry/2020/08/10/172539
https://japan-railway.com/entry/2020/09/08/090702

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