JR西日本はICOCA対象エリアで普通回数券の発売を終了すると発表しました。今回の普通回数券廃止に伴い、ICOCAポイントの還元率は10%~15%に拡充されます。
普通回数券が廃止されるICOCAエリア
普通回数券が廃止となるエリアは次の通りです。北陸から岩国まで対象となり、広い範囲で廃止となります。
また、普通回数券が廃止になる代わりに1か月間に11回以上、同一運賃区間ICOCAポイントが15%付与されるということです。ただし、鶴橋・柏原・吉野口・りんくうタウンの他社線乗り換え改札機で入出場した場合にはポイントは付与されません。
普通回数券の発売終了日は2021年9月30日の営業終了までとなります。発売終了となっても有効期限内であれば利用することができます。
ただし、身体・知的障がい者用、通学用割引普通回数券、新幹線経由、JR他社と跨る区間の普通回数券は発売を継続し、今後JR西日本のICOCAエリアが拡大される場合には普通回数券の終了が拡大されるということです。
【改悪】「京都~三ノ宮」を格安にする裏ワザが使いづらく
関西の電車では大阪駅で分割するというのが、安くする裏ワザとしてあり、金券ショップでもこの方法を使って大幅に定価から割引されていることをアピールして販売されていました。
しかし、これが金券ショップで購入できなくなる関係で、自分で旅行会社に出向かなければいけなくなります。
JR西日本の窓口や切符売り場では「他駅発のきっぷの発売は原則しない」ということになっており、京都~大阪、大阪~三ノ宮までの乗車券を分割して買おうとすると窓口で発売できないと断られます。
そのため、今後格安で移動するためには旅行会社に行き、乗車券の発券が必要となるので、大幅に利便性が下がり利用しづらくなるというのが、改悪される点となります。