中目黒駅で花見を撮影している人たちに向けて、運転士・警備員がガチギレしている様子がTwitter上で話題となっています。
一体なぜ、このような事態が発生しているのでしょうか?
中目黒駅 1番線から花見ができると話題に
中目黒駅1番線より
— エヴァッリエンカ (@yokohamadada2) March 29, 2021
完全に密ですっ!! pic.twitter.com/zGo6UTkAMc
中目黒駅はちょうど目黒川の近くにあり、目黒川の桜並木をホーム上から撮影している方が多く見受けられるとTwitter上で話題となっています。
もちろん、電車が来ていないときは問題はありませんが、列車が接近しても撮影を辞めない人が多発しているということです。
運転士・警備員がガチギレしている様子
中目黒駅花見客にガチギレ警笛集 pic.twitter.com/AoYkdI7QGx
— かなみの (@kanamino_5050) March 28, 2021
こちらがその様子です。点字ブロックをはみ出していることから「強めの警笛()」が鳴らされていることが分かります。これは通常あまり使われない警笛で、危険を知らせる際にならされる警笛になります。
ちなみに人身事故が発生した場合はこの警笛を鳴らし続けた状態で列車が停止し、駅員に人身事故が発生したことを知らせる警笛を鳴らすことがあります。
通常中目黒駅では警笛はならされることは少ないので、「花見客が原因で」警笛がなっていると思われます。
また、警笛を鳴らしても避けない人もいて「お下がりください!」と警備員さんがガチギレしている様子も分かります。
黄色い点字ブロックは、「乗客と列車が接触しないため」の指標
中目黒駅ではホームドアがあり、ホームドアの内側であれば、一見安全に見えますが列車が接近した際に体が車体の方に引き込まれる場合があります。
今回の写真撮影の場合だと、列車が接近した際に腕や頭が車体側に引き込まれ、大怪我または最悪人身事故が起きてしまう原因になります。そのため警備員さんがガチギレをしていたわけです。写真撮影のために人身事故が発生してしまったら本末転倒ですからね。
今後、花見客が写真撮影が繰り返される場合は、迷惑撮り鉄対策ならぬ「迷惑花見客対策」が行われるかもしれませんね。事故が起こるより、花見をホームから見れなくすれば事故を防ぐことができますし、やろうと思えば壁を設置したり、対策は可能と思われます。
普段、一般の方々は迷惑撮り鉄を批判されるかと思いますが、被写体が異なるだけで「列車の運行に支障を与えている」ことには変わりはありません。
また、今回の花見客が人身事故を起こして列車を止めたらそれこそ目が当てられません。
ぜひ、中目黒駅で花見を撮影される場合には安全のために、ソーシャルディスタンスだけでなく、列車との距離を置いた撮影もしていただきたいですね。