四日市の市内で連接バスの試験運行が実施となります。
今回連節バスを導入するのは三重県を中心とするローカル線を保有する三岐鉄道です。
三岐鉄道は2021年秋頃に四日市市内の市内バス連接バスを導入すると発表しており、道路状況や走行環境などの調査を目的とした試験走行を、2020年12月4日から5日の2日間、一部地域を対象に試験走行を実施します。
2020年12月4~5日に試験走行
今回四日市市内で実施される連接バスの試験走行は2回に分けて実施されます。
実施日は2020年12月4日から5日の間、試験時間は12月4日 は8時半から19時半、12月5日は朝6時から夕方18時まで実施します。
4日の試験走行で関係するバス停は近鉄富田駅前・三洋堂前・四日市北警察署前・四日市大学・四日市看護医療大学前・キオクシア北門前・正門前・東門前です。
5日は4日に関係するバス停に加え近鉄四日市駅前・文化会館前が追加となります。
四日市に導入される連接バス 日野自動車ブルーリボンハイブリット
今回導入となる連接バスは日野自動車のブルーリボンハイブリッド連節バスを使用します 。
大型のハイブリッドバスで乗車定員は119名車両総重量は24トンです。
日野ブルーリボンハイブリッド連節バスは大勢のバス利用者の移動目的としまたドライバー不足の解消の一助となるようなバスとして作られました。
バスは7速AMT でDレンジに入れると自動変速モードとなり、手動変速モードでギアを上げたり下げたりすることができます。
隣接ハイブリッドバスは、始動時はハイブリッドバッテリーにより、電力の供給を受けてハイブリッドモーターによってエンジンを始動します。
発進時はハイブリッドモーターによって発進し、バッテリーが低容量になるにつれモーターから、エンジンの補助受けた駆動を行います。最終的にはエンジン発進に自動的に自動的に切り替わります。
また低負荷領域高回転領域の定常走行時はエンジンのみでの走行ができるということです。
減速時には通常の車だと捨ててしまっている減速エネルギーを、今回の連接バスではモーターが電気エネルギーに変換し、ハイブリッドバッテリーで回生ブレーキの役目を果たします。
通路幅を広くしていることによって混雑時でも乗客がスムーズに移動できるような工夫がされている車両です。
安全面から見ても車外カメラやモニターなどが設置され、後方カメラもちろん、側面カメラや車内の安全カメラも設置されており安全性の向上が図られているバスでもあります。
万が一、ドライバーに異常が発生した場合にも乗客が「非常ブレーキスイッチ(非常通報ボタン)」を押した場合、ドライバーの操作が無くても、自動的に停止する仕組みも備えられている車両です。